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蟠桃(ばんとう)


ずっと食べてみたかった『蟠桃(ばんとう)』という桃をやっとお取り寄せすることができました。

蟠桃、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、小ぶりで平べったい形が特徴の、桃の原種に近い、といわれている桃です。


Wikipediaで調べると、
『桃は中国文化において不老長生のシンボルであるが、特に蟠桃は道教の女神・西王母が天界で育てる桃であり、食べれば不老不死が授かるとされた。『西遊記』には、孫悟空が蟠桃を盗み食いした挙句、天界の神仙らと大立ち回りを演じる場面がある。』
とあります。


『西遊記』に登場した桃、ということもありますが、私は「桃の原種に近い」ということが氣になっていて、ずっと食べてみたいと感じていました。

なぜ原種に近い桃(日本産の桃の原種に近いのかは分かりませんが)が食べてみたかったのか。
それは…
縄文時代の人々もこんな桃を食べていたかもしれないので、「私も食べてみたかった」からです(笑)
(私は縄文時代や各時代の食事にも興味があります。)


岡山県吉備文化センターのHPに載っていますが、日本でも縄文時代前期の遺跡などから桃核が出土している、とあります。


(『遺跡から出土する桃』より)
『果肉は腐りやすいのですが、桃核〈とうかく〉(桃仁を保護する内果皮〈ないかひ〉)は、とても硬いので残りやすく、各地の遺跡から出土しています。
 日本最古の桃核は、長崎県伊木力〈いきりき〉遺跡の縄文時代前期(約6,000年前)のもの、岡山県内では、津島岡大〈つしまおかだい〉遺跡の縄文時代後期(約3,500年前)が最古です。その後、弥生時代以降になると、多くの遺跡から出土します。これらの長さは現在の桃より短く、多くが2~3cmであることから、果実も現在よりも小さかったと考えられます。』




出土したからといって、桃が食されていたかは分かりませんが。
とにかく縄文時代に桃は存在していたようです。

縄文時代といえば、『ホツマツタヱ』。
もしかしたらワカヒメ様たちがお召し上がりになられてた桃に近いのかもしれない………
としたら……
「その桃を食べてみたい!✨」




ということで、お取り寄せました♪


横から見たら、こんな感じです。


上から見たら、こんな感じです。


半分にカットすると、真ん中に種があって。
きれいに半分にできます♪


果肉はこんな色をしています。
実がかたいので、皮はむきやすかったです。


香りはほんのり甘くやさしい桃の香りで、
果肉は白桃などよりは固くて、
食べると歯ごたえがあって、ほんのりした甘味を感じます。
桃はコンポートにする時に煮すぎるとやわらかくなりすぎるのですが、この蟠桃は煮崩れしにくそうだな、と感じました。


ワカヒメ様たちと一緒に食べましたが、
ワカヒメ様は「懐かしい」とおっしゃっていました。
多分、ワカヒメ様はどこへでも瞬時に移動も可能なような氣がするので、日本のどこかではもうお召し上がりになられてはいるかと思いますが(笑)。
ワカヒメ様のお優しいひと言をいただきました♡
ワカヒメ様たちと一緒に食べることができて、嬉しかったです(о´∀`о)





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