見出し画像

岸田内閣支持率27%と次期首相候補

日本経済新聞社とテレビ東京は26〜28日に世論調査をした。岸田文雄内閣の支持率は27%で、自民党の派閥の政治資金問題による閣僚の辞任を受けた12月の緊急調査から1ポイント上昇したとのこと。

要約文

この記事は、日本経済新聞社とテレビ東京が行った世論調査の結果について報告しています。主要なポイントは以下の通りです:

- 岸田文雄内閣の支持率は27%で、前回の緊急調査から1ポイント上昇し、内閣を支持しない割合は66%となった。

- 自民党内の政治資金問題に関連して、安倍派の幹部に政治的責任を取らせるべきだと考える人が71%に上りました。

- 岸田首相は自派閥の解散を決定し、これが支持率の下げ止まりの一因とみられる。この決定を評価する人は59%でした。

- 内閣を支持しない主な理由は「政府や党の運営が悪い」(42%)と「指導力がない」(40%)です。

- 政党支持率では、自民党が31%、立憲民主党が8%、日本維新の会が7%、無党派層が32%でした。

- 次の自民党総裁にふさわしいと思われる人物として、石破茂元幹事長が22%でトップに立ち、小泉進次郎元環境相が15%、河野太郎デジタル相が10%で続きました。岸田首相は3%で7位でした。

調査は、全国の18歳以上の男女を対象に、携帯電話も含む電話調査で行われ、回答率は42.6%でした。


首相候補① 石破茂元幹事長

石破茂は日本のベテラン政治家で、自由民主党(LDP)の重要なメンバーです。彼の経歴と特徴は以下の通りです:

1. **政治経歴**:石破は1986年に衆議院議員に初当選し、以来数多くの選挙で勝利を収めています。彼は防衛大臣、農林水産大臣、地方創生担当大臣など、いくつかの重要な閣僚職を歴任しました。

2. **政治スタンス**:石破は自由民主党内で独自の立場を持ち、しばしば党内の主流とは異なる意見を表明しています。彼は安全保障や農業政策に強い関心を持ち、より強い国防と地方経済の活性化を訴えています。

3. **総裁選挙への挑戦**:石破は過去に自由民主党の総裁(党首)選挙に数回挑戦しましたが、勝利することはできませんでした。彼は党内で独立した立場を保ち、改革志向の強い政治家として知られています。

4. **人気と影響力**:彼は一般市民やメディアからの人気が高く、特に党外では支持基盤を持っています。彼の率直でストレートな話し方は、多くの支持者に響いています。

5. **国際関係への関心**:石破は国際政治にも深い関心を持ち、特に日本の安全保障とアジア太平洋地域の安定に関して積極的な意見を持っています。

石破茂は、経験豊富で独立心の強い政治家として知られ、日本政治における重要な声の一つとなっています。


首相候補② 小泉進次郎元環境相

小泉進次郎は、日本の若手政治家で、自由民主党(LDP)の注目すべきメンバーの一人です。彼の主な特徴は以下の通りです:

1. **政治家家族の出身**:小泉進次郎は、元日本首相の小泉純一郎の息子です。彼の家族は長年にわたって日本政治に深く関わっており、政治的背景は非常に強いです。

2. **若手リーダーとしての台頭**:進次郎は2009年の衆議院選挙で初当選し、以来若手政治家としての地位を固めています。彼は特に若い世代やメディアからの注目を集めています。

3. **環境問題への関心**:彼は特に環境問題に関心を持ち、環境大臣としての役職を歴任しました。環境保護と経済成長の両立を目指す政策を推進しています。

4. **カリスマ的な存在**:進次郎はそのカリスマ的な話術と、リーダーシップで知られています。彼は特に若い世代の間で人気があり、新しい政治スタイルを模索しているとされます。

5. **改革志向**:彼は党内で改革志向の強いグループの一員と見なされており、伝統的な自民党の枠組みを超えた政策を提案することがあります。

6. **国際的な視野**:進次郎は国際的な問題にも積極的に取り組み、特に環境問題に関しては国際的な舞台で日本を代表して発言することが多いです。

小泉進次郎は、日本の政治に新しい風を吹き込む若手政治家として、多くの注目を集めています。彼の影響力は今後も増すことが予想されます。

首相候補③ 河野太郎デジタル相

河野太郎は日本の経験豊かな政治家で、自由民主党(LDP)の重要なメンバーの一人です。彼の主な特徴は以下の通りです:

1. **政治家家族の出身**:河野太郎は政治家の家族に生まれ、彼の父親は河野洋平、祖父は河野一郎で、どちらもかつて日本の政治で重要な役割を果たしました。

2. **幅広い政治経歴**:河野は1996年に衆議院議員に初当選し、その後、防衛大臣、外務大臣、行政改革担当大臣など、多くの重要な役職を歴任しています。

3. **政策とコミュニケーション**:河野は特に行政改革やデジタル化の推進、そして再生可能エネルギーへの移行に関心を持っています。また、SNSを活用した積極的なコミュニケーションで知られ、若い世代とのコミュニケーションに長けています。

4. **国際的な視点**:河野は外交政策においても活発に活動しており、日本の国際的な立場を強化するために多くの努力をしています。

5. **改革志向と独自のスタンス**:河野は自民党内で改革志向の強い存在として知られており、時に党の主流から独立した意見を持つことがあります。

6. **人気と影響力**:河野はその率直な発言と行動で知られ、政治家としての人気が高いです。特に若い世代やメディアからの注目を集めています。

河野太郎は、日本政治における重要な声の一つであり、その独自の視点と行動で日本の政治風景に影響を与え続けています。

個人的な意見

次期首相として、河野太郎氏が適任であると私は考えています。デジタル大臣としての彼の任期は、複雑な課題を効果的に処理したと感じており、特に彼の迅速な意思決定と行動力は非常に魅力的です。これらの特性は、技術の進展が著しい現代において、日本を正しい方向へ導くために必要不可欠だと信じています。

しかしながら、河野氏には批判も存在します。彼の党内での独立した立場は、党内の一部からの支持を得にくくしているかもしれません。また、彼の政策が実現に至るまでの困難さや、直接的なコミュニケーションスタイルは、一部には受け入れられにくいと感じられる可能性があります。さらに、河野氏が提案する変革に対する既存のシステムや利害関係者からの抵抗は、彼の政策推進における障害となっていることも否めません。

これらの課題を克服し、より幅広い支持を集めることができれば、河野氏は日本の将来にとって非常に価値あるリーダーとなり得るでしょう。彼のリーダーシップが日本の新たな時代を切り開く鍵となることを期待しています。

参考 次期自民党総裁選挙

日本の自由民主党(LDP)の次期総裁選挙は、2024年9月に予定されています。正式な告示は9月17日に行われ、投票は9月29日に実施されます。この選挙は現総裁の任期満了に伴って行われるものです。

※衆議院の任期通りで行くと、次期衆議院選挙は2025年秋である。選挙が控えたタイミングで首相が交代するかは予測が難しい。また参議院選挙のタイミングとも重なることから、ここ1-2年の動きには目が離せない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?