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戦後の昭和の総理大臣①

日本の政治を理解する上で、総理大臣を調べるのは最も良い方法と思ったので、まとめていきたいと思う。調べていると結構人数がいたので、まずは戦後の昭和に絞ってみたいと思う。

Chat GPT4作

こうしてみると知らない人が結構いたので、それぞれの首相が何をしてきたか簡単に書いていく。

吉田茂

1. **吉田ドクトリン**:軍事より経済復興に重点を置き、安全保障面でアメリカに依存。

2. **サンフランシスコ講和条約**:1951年に調印し、日本の主権回復と平和確立。

3. **経済復興政策**:民間企業投資、技術革新促進、外国との貿易関係強化に注力。

4. **安全保障政策**:自衛隊の設立を支持し、日本の防衛能力強化。

5. **国内政策**:教育制度改革、民主的政治システム強化。

これらの施策は、戦後の日本が世界的な経済大国になる基盤を築く上で重要でした【出典:『吉田茂』、ブリタニカ国際大百科事典】。

※芦田均の連立政権は不安定であり、また冷戦の影響から安定した政治運営を求める声があり、戦後の政治に影響力のあった吉田が政権に返り咲いた。

吉田茂は麻生太郎の祖父にあたる。

片山哲

1. **福祉国家の構築**:日本の初の社会党出身※の首相として、社会福祉政策の充実を目指しました。

2. **労働者の権利強化**:労働組合の権利を保護し、労働者の待遇改善に努めました。

3. **経済政策**:インフレ抑制と経済安定を目指した政策を採用しましたが、多くの困難に直面しました。

4. **民主化の推進**:戦後の民主化プロセスを推進し、平和主義の確立に貢献しました。

片山哲の政権は、日本における福祉国家の基礎を築く試みとして重要であり、労働者の権利と社会福祉の向上に重点を置いた施策を行いました【出典:『片山哲』、ブリタニカ国際大百科事典】。

※戦争終結後、社会主義や共産主義の左派思想が支持を集め、日本社会党・国民共同党・民主党の連立政権を組んだ。

芦田均(ひとし)

芦田均の主な施策は以下の通りです:

1. **民主化の推進**:新憲法の制定に関与し、戦後の民主化プロセスを支持。

2. **社会福祉の向上**:貧困層や戦災者への支援を含む社会福祉の改善に注力。

3. **経済復興の推進**:戦後の日本の安定化と経済復興に焦点を置く。

4. **政治の清新化**:戦時中の政治的責任を追及し、新しい政治体制の確立を目指す。

これらの施策は、戦後の日本が民主主義の道を歩む上で重要な役割を果たしました【出典:『芦田均』、ブリタニカ国際大百科事典】。

鳩山一郎

1. **政党政治の推進**:多党制に基づく政党政治を推進し、政治的安定と民主化を目指しました。

2. **日ソ国交回復**:1956年にソビエト連邦との国交を回復し、北方領土問題に関する共同宣言を行いました。

3. **経済政策**:日本経済の安定化と成長を目指した政策を採用しました。

4. **教育改革**:戦後の日本における教育制度の改革を進めました。

5. **自由主義的価値の推進**:自由主義的価値を重んじ、国内外政策において民主主義の理念を推し進めました。

これらの施策は、日本の戦後復興と国際関係の発展に大きな影響を与えました【出典:『鳩山一郎』、ブリタニカ国際大百科事典】。

※2009年から2010年に総理になった鳩山由紀夫は、鳩山一郎とは孫と祖父の関係性にあたる。いわゆる政治家の世襲である。また初代自由民主党(自民党)の総裁である。

石橋湛山(たんざん)

1. **経済復興への取り組み**:戦後の日本経済復興に重点を置き、特に経済の安定化を目指しました。

2. **労働者の権利擁護**:労働者の権利を保護し、社会福祉の向上に取り組みました。

3. **政治の民主化**:日本の民主主義の確立に貢献し、政治体制の改革を推進しました。

石橋湛山の在任期間は短かったものの、彼の政策は戦後の日本の政治と経済の基盤を形成するのに貢献しました【出典:『石橋湛山』、ブリタニカ国際大百科事典】。

※ 内閣発足から1ヶ月後に石橋が脳梗塞で倒れ職務不能となったため、外務大臣の岸信介が内閣総理大臣臨時代理に就任した。


岸信介



1. **日米安全保障条約の改定**:日米関係を強化し、日本の安全保障体制を確立。

2. **自主防衛の強化**:自衛隊の整備と強化に取り組み、日本の防衛力を向上。

3. **行政改革**:効率的で現代的な政府行政機構の構築を目指す。

4. **冷戦時代の対応**:冷戦の緊張の中で、日本の国際的な立場を定める政策を推進。

これらの施策により、岸信介は日本の安全保障政策の基盤を確立し、冷戦時代の国際政治に対応しました。

※岸信介は安倍晋三の祖父にあたる。


感想

戦後は左派の思想が支持され社会党から総理が誕生したり、そこから脱却すべく自由民主党が誕生したり、繋がりが少し見えて面白い。
※一歩間違えると社会主義の道を進んでいたかもしれないと思うと、ちょっと恐ろしい。

またこの時期に「日ソ国交回復」、「日米安全保障条約の改定」が行われており現在のロシアやアメリカとの関係性を理解する上では、きちんと理解する必要があると思った。

世襲政治については、能力ある人が首相になるなら反対はしないが、過去のしがらみとかが多く、また世間からも叩かれやすく、苦労しそうだなと感じた。

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