アメリカ挑戦記(3) しっくりこないまま決まった就職先
やがて1年間の休学から日本に帰国し大学に戻ると、仲の良かった友人たちはほとんど卒業していなくなっていました。私は大学4年生として復学すると、すぐに就職活動をする時期になっていました。大学の就職課に向かうと、係の人が求人票のファイルが入った棚がぎっしり並んだ部屋に案内してくれて、「この部屋にある求人票から希望の就職先を見つけて応募してください」と言いました。
でも、私にはどうしてもその殺伐とした部屋の紙の束の中に自分の将来があるというイメージが湧きませんでした。でも、働かな