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くも膜下出血48日目(2020/8/13)

今日は久しぶりにシャワーを浴びれるとLINEが来た。

いくら室内とはいえ体拭くだけじゃつらいもんね。

ということでシャワー浴びてサッパリした後にスイーツでも食うだろうと買っていた。

15:15頃到着したらデイルームでリハビリの最中だったということで見学させてもらうことに。

すぐに終了、次のリハビリが始まるまで話していてもイイということに。

昨日ペルセウス座流星群の撮影に行ったことをLINEでも伝えて写真も送っていたのでその話。

現像をして持って行っていたのだが、写っていた流れ星は飛行機雲だと思っていたとのこと。まあしゃあない。

街中でも場所を探せば見られるということが分かったので、流星群が見られる機会があれば一緒に行こうと約束。大した約束じゃないけど。

持って行ったスイーツすぐに食べたいということだが、飲食は自室しかダメということで我慢してもらうことに。これも感染症対策。

しばらくすると別のリハビリを開始するということ。見学OKということで見させてもらう。

担当の理学療法士の方は俺のファンだということ!

なぜ俺のファンかというと、毎日交換日記をもってきて、内容も面白い(みてるのか?!)、マメで優しそうという噂、その他諸々から一度会いたかったということ。

もう一人ファンがいるようで、その理学療法士にも「旦那さんがきてる!」と内線で連絡してたぐらい。もう一人は持ち場を離れられないようで会えなかったけど。

まだリハビリが始まって間もない初期のころ、過去の記憶がどれぐらいあるのか判断がつかない状況だった。

その為、過去に一緒に行った旅行や、イベントなどの写真を4~50枚ほど現像、ナンバリングしてその時の日時、エピソードを記載してリハビリに使えるように渡したことがあった。

それにすごく感動したらしく、リハビリにもうまく活用してくれていたということを聞けた。そんなことをする人は初めてだったということ。

あと写真のクオリティが過ごすぎて、最初に見た写真は絵ハガキか何かを買ってきたやつだと思ったらしい。

感動してもらえてこちらも感動。役に立ったのであればうれしいよ。

準備が整いリハビリ開始。RBMTリバーミード行動記憶検査というやつ。リハビリというよりテストだね。

日常生活に近い状況をシミュレートする内容。口を挟むといけないと思うので横で静かに聞いていたが割と難しい部分もある。

今日の日付を14日と言っていたが(ホントは13日)、曜日は合っている。まあ同じところで周りの情報もあまり入ってこない状況なので若干仕方がない部分もあるような気もする。

人の写真みて名前を憶えておき、テストの最後の方で回答するという質問があり、自分は間違えた…

テストの状況を見ている感じでは、まだまだ短期記憶はあやふやな点がいくつかある感じ。俺も人のこと言えんが。

今日はここまで3回リハビリをしていたということだが、リハビリをやったということ自体の記憶が微妙な感じだった。

ヒントを出せば、どの理学療法士さんに担当してもらったか思い出すといった感じ。

30分程度でテスト終了。点数聞いておけばよかった。

その後デイルームに残って話をさせてもらうことに。

自分がなぜ入院、手術したのか病名を分かっているのか聞いてみた。(意識が回復して初期のころは理解できていなかった)

くも膜下出血で入院しているということは理解していた。

その話の流れで当日の状況、倒れてから救急搬送、手術、その後の入院の状況を割と細かく説明した。

本人は少しずつ回復してきている状況の為、分かっていないことが多いと思うし、シャント手術(水頭症治療の為の手術)前までは記憶力もかなりよろしくなかった。看護師さんや医師も細かくその都度説明してくれている訳ではないと思うので整理はできていなかったと思う。

本当に危ない状況でRPGならHPが7ぐらいしかなかったこと、数日意識がなかったこと、意識が回復してもしゃべることができなかったことなどを説明。

その状況から考えると、普通に会話して、タブレットが使えるっていうのは奇跡に近いということはわかってもらえたみたい。

タブレットを渡したときに割としっかりと設定したつもりの制限を解除し、ブラウザで代引きで買い物したことも改めて伝えた。

本人はそのことを覚えていないけど、そういうことがあったのでブラウザ等も使えない機能制限のタブレットにしてあるということは分かってもらえた。

そろそろ制限解除しても大丈夫だとは思うけど、とりあえず転院するまではこのままにしておくことに。本人はかなり不満の様子。

何だかんだで2時間近く居座ってしまった。

色んなことを説明できたし、かなり理解してもらえたと思うので非常にいい日だった。

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