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アールブリュット。生の芸術。

路面の凹凸が、目の不自由な方にとって道しるべとなり、車いすや足の悪い方には障害になりうる。
誰の障がいにもならない凸凹はきっとないと思う。

私が持ち合わせる凸凹もまた、おそらくある人にとっては触れたくない、
気味の悪いものでしかないかもしれないし、
ある人にとっては、人生の転機になる気付きをもたらす存在になるらしい。

人と人も、自然のすべてが無限につながりあい生かしあうように
きっと時空をこえた大きならせんを描いてかみ合っている。
そう信じられるような、奇跡の中に生きている。

最近重ねて改めてこれらの言葉に出会いなおしている。

Confusion Inclusion 混乱と包括 
表現という冒険

いずれも名古屋市の障がい福祉事業を行う 認定NPO法人ポパイ 主催の
アールブリュット 生の芸術 パフォーマンスイベントで語られたものだ。数年越しの縁が、今自分の中で結びついた。

「ふつう」のことはできない。
日常の自分の内なる混乱や衝動の対応に忙しいからだ。
それでも、だからこそ、四六時中細かい文字で自分の内面を吐き出し記録し、
それをいま文章に再構成しようとしている。
その集中力と、命の高揚感、達成感、安堵は
私にとってのひとつの生きる実感となっている。

私という媒体。Art
人生、生き様が 魂の叫びとしての表現そのものとして、
世界に存在したらいいと願うようになった。

表現すると、次の扉が用意されて、あとはどんどん開いていくだけ。
その冒険の中に生きる。
私なりの生の芸術。
人生全体がアートとして、ある人にとっての希望や光となれるなら
とてもうれしい。

陰陽ないまぜの いのちに正直でまじめな態度が、
周りを震わせ、揺さぶり、ドキドキさせ、時に混乱や拒絶を味わわせ、
偏見や思い込みを様々な角度で感じることができるような気づきを促す。
そんな時限爆弾みたいな存在でもいい。

破壊と再生が私のライフワーク。

どう思われてもいい。それでも伝えたいことがある。
破壊の先に、恐れを超えた先に
すばらしい景色があることを。

2022.2.24 記

写真(作品部分) TETSURO HIGASHI  https://tetsurohigashi.com/ 
共同作品 上記HP内 TRAVELER OF TIME シリーズ

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