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モチベーションをアップデートする


何かを継続する時ってモチベーションがとても大事ですが、維持するのって結構大変だったりしますよね。

実ははモチベーションという人間に搭載されているOSもスマートフォンのようにアップデートが必要です。

ほとんどの方はモチベーション2.0のままで、まだ3.0にアップデートできていません。今までの社会では2.0のままで問題なかったためです。

外発的動機付けモチベーション2.0は産業革命~19世紀代にはとても機能していましたが現代にほとんどフィットしません。

モチベーションにもパラダイムシフトが起こっています。

モチベーション1.0 :  生き残るために食料を見つけるなど生理的動因で行動

モチベーション2.0: 工業化がすすみ利益最大化をめざし報酬を求め機械のごとく働く、外的動因で行動

モチベーション3.0:生き方を自由に選択可能な時代になり自発的に選択し、目的を最大化するため内的動因で行動

モチベーション1.0はとてもシンプルで生存をかけて人間が本能的に行動していた、原子時代です。モチベーション2.0は工業化、資本化がすすみ利益と社会的意義を最大化のために行動する社会です。人々は給料、昇給、評価という会社、社会の数値的な目標のためモチベーションを維持可能でした。またそこにはアメ(報酬)とムチ(労働)という交換条件のもとで行動するモチベーションです。

現代ではテクノロジーの発展によりあらゆる現場でオートメーション化がすすみ人間の労働時間=企業の成長とはならないため、いくら働いても報酬が上がらないということが起こっています。今ではよく耳にする、日本で社畜という言葉がITブームの90年代に生まれました。

現在、会社で働いている多くの人々が外的動因(報酬)だけのために行動する(働く)ことに疑問をもち、限界を感じ、ストレスをため、働くモチベーションを失っています。それは自律的な動機付けによって行動していないため、どんどん生産性が低下し、自身、企業の業績にも悪影響を及ぼし、また業績(数値)だけに固執する企業は目標の最短ルート(短期的思考)を目指すあまりR&D投資が少ないという傾向にあります。 

モチベーション3.0は 

自律性:選択して行動、

熟達:自分の能力をどんどん上達させたい

目的:自分がなりたいもの目指すものを切望 

をもとに動機付けられて行動します。例えば、起業家、ブロガー、ユーチューバー、インフルエンサーなど自分の好きなことをし報酬を得ている人たちです。もちろんそういった人達は企業内にもいます。

モチベーション3.0のOSで動く人たちは、行動力、学習意欲、熟達力も2.0と比べると格段に効率的でスピードが速いため生産性も上がり自然と報酬、影響力も高まります。 また新しいOSを搭載した人たちが働く企業では業績成長にも良い影響を与えます。例えば大手Google社では、社員のモチベーション維持、向上させるために、社員が働きやすい環境作りをとても重視しています。自律性をたかめるため業務以外のことを行っていい有名な20%ルールというものもあります。

政府が掲げてる働き方改革というものがありますが、社会の生産性向上を実現するためには、まずは個人に搭載されている従来のモチベーションOSをアップデートする必要がありそうですね。










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