私の恋愛の話

 

この記事は、宇宙(科学・物理)と恋愛のお話になります。


 
1年くらい前に
ある人を好きになりました。
 
 
私はひとを好きになると
かなり夢中になり、態度に出やすいので、
関係が進むのは
けっこう早いかと思われます。
さらに言えば私は、有耶無耶な関係、
いつも以上に浮つき宙ぶらりんな自分
という状況に耐えられるほど、
肝のすわった女ではありませんでした。
 
 
そのため、彼とからだの関係をもったあと
すぐに付き合って欲しいと申し出ました。
 
 
そして、もちろん
結果は『付き合えない』でした。
 
 
生来、心の浮き沈みが激しい
いわゆる『メンヘラ』なので
彼への誘い文句を思いつくたびに
ごきげんで近づいては、
思い通りにならないことがあると
心の未熟さを露呈し
彼をこわがらせてきました。
 
 
さらに、環境的な条件も相まって
相手から敬遠された結果、
からだの関係は持ったものの
付き合ってもらえず
悲惨な結果になりました。
 
 
相手からしても、現在の私から見ても
大正解の結果だったのですが、
その時の私からすれば
悲惨と言えると思います。
 
 
その返事を聞いたあと、
私はなるべく早く帰宅し
ひとりの時間を設けました。
 
 
2〜3日後に彼から
『気分はどうか』『遊びに行かないか』
などの連絡がありましたが、
とても会えるような状態ではなく
心配してくれているのに
なんだか余裕を見せつけられただけのような
卑屈な気持ちになりました。
 
 
このような私の様子をみて
いまより敬遠されてしまうのは
いやだとおもい、
本当は会いたかったけど
ひとりで過ごすほうをえらびました。
 
 
そうして、彼からの気遣いを無碍にしていたら
しだいに関わりもなくなり
半年くらい、仕事や趣味に没頭していました。
 
 
最初の数日はつらかったものの
のこりの日はほとんど全部
つらいことなどなく、ごく『普通』に
たのしく過ごしました。
何をしていたかというと、
本当にいつもどおりに
友達と遊んだり、家族と食事をしたり、
本を読んだり、アニメを貪ったり、
心理学や脳科学について調べたりしていました。
 
 
そうして、自分なりに忙しなく半年が経ち
一人暮らしを始めて
気持ちがすこし安定してから
彼と久しぶりに再会しました。
 
 
およそ半年ぶりに『会おう』と連絡したところ
未熟でわがままで、思い通りにならないからと
無礼な態度をとってきた私に対して、
彼は半年前と変わらずに優しくしてくれました。
この「優しくしてくれた」という私の捉え方は、たくさんのひとから
『都合がいいからだろ』
『抱けるからだろ』と思われるのは
百も承知なのですが、
脳科学でいうと、私の脳からは彼に対して
かなりの量の『オキシトシン』がでているようなので、多様な価値観を学んでも、主語の転換をしても、抗うことができません。
 
 
私から見た彼は
唯一無二の、『だいすきなひと』なのです。
 
 
そうして、いま
『都合のいい女』の私と
『唯一無二の彼』とで
絶妙なバランスを保ちながら
自分たちのできる範囲で
遊んだり、食事をともにしたり
しています。
 
 
 
 
そんな関わり合いのなかで
ひとつだけ
はぐらかしていることがあるのですが
彼はたまに『どうして戻ってきたの?』
というようなことを聞いてきます。
実際には彼らしく気を使い
『どうして戻ってきてくれたの?』と
聞いてくれるのですが、
ここでは本質だけを言及したいので
気づかいの部分は省いて表現します。
 
 
この『どうして戻ってきたのか』
という質問にはまだ一度も
答えていないのですが
ここに綴ろうと思います。
 

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