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06カルペディエムからメメントモリへ

充実しすぎた週末でした。

金曜日に青花会があって、オーストラリアから来た友達と行きました。会場は神楽坂、加島美術のモダンギャラリーroot kです。とてもモダンなお洒落の建物です。

村上隆さんとは例年お会いすることがありますが、彼の工房では古陶磁器を模した作品を作っていますので、若い世代に古美術を広めるのに非常に役立つと思います。去年、彼は私をポップカルチャーのファンだと思って、「魯山人を知っていますか?今、こんな作品を作っているんですよ」と親切に言ってくれた。

今年、歌舞伎の名人に会ったんですが、古美術商の友人に「あ、誰だかわかった」と言ったんです。友人が「紹介しますか?」又は、「でも彼は既婚者です」。道徳感のない人間としては、どうでもいいと思いますが、舞台の人は舞台での印象を残しておいたほうがいいです。なぜなら、男の本性はみんな同じです。特に歌舞伎の男たちは、自分に特権があることを知っているようで、何をするにも道徳を考えなくていいのです。

神楽坂を散歩してフグを食べました。

土曜日の午前中に広尾道場に行って、奏先生の指導のもと、久しぶりの曹ちゃんといい練習ができました🥰😘

稽古が終わると、道場の隣にある小西大閑堂で友達と待ち合わせをしました。店は閉まってしまいました。小西さんは朝出張でした。友人は決めて,六本木の有名店ロンドンギャラリーに行きました。

広尾から六本木に行くと、お店が開いていて、商品が展示されているのですが(とてもとても貴重です)、中には誰もいません。私たちは少し驚きました。三つ目の目的地は、丸の内の静嘉堂ですが、到着してみると、管理人さんから、今は休館中だと言われました😹😹😹

それから日本橋-京橋-銀座まで歩いて行きました。三越で茶道用品を買いました。このコースはやっぱり着物がいいと思います。三井に行って徳川家康の展覧会を見たり、美術商同士の話をしたりしました。刀剣と茶碗の話です。お二人は日本の刀剣コレクターで、専門的な勉強をされていました。

夜は高級焼肉店みたいな和牛のサンドイッチを自分で作ってみました。すごく復雑で、レストランで食べる価値はあると思います。


日曜の午前中は広尾道場で、柔術クラスの後に奏先生と一緒にトレーニングして、楽しかったです。午後は親友のpp君と西麻布の焼肉名店ushigoroへ行きました。



夜虎の門に行きました。barの名前はラテン語のメメント・モリです。「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」「人に訪れる死を忘ることなかれ」といった意味の警句。

面白いことに、午前中に柔術道場カルペ・ディエムに行ったんですが、そこもラテン語の警句でした。「今を生きる」というスローガンは、どうやって実現するのか、哲学的な問題です。今の時間を充実させるために全力を尽くしますか?それとも、そのままで今のことを自然に楽しんでいるのでしょうか? これは禅の流派間の議論でもあります。現実の自分と、最も真理を求めている自分との関係をどうするのでしょうか。今の自分が真理の自分であれば、修行も努力も必要なさそうで、虚無の罠にはまります。

「いつか自分が死ぬことを忘れないこと」は「今を生きる」ことのもう一つの面です。死は終わりですから、それを恐れる必要はありませんが、今ここに生きている自分は、何をすれば必ず訪れる死に向き合うことができるのかを考えさせられます。中国には「向死而生」という四字熟語があります。死と生は対極にあり、必ず死が来ると認識した立場から生きることで、「正・反・合」の哲学に則っています。

☠️&🌹










dead inside

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