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【のんびり北欧漫画】歯が欠けた話3 どう思う?フィンランドの医療制度

この話は続きです。
初めから読みたい方はこちらからどうぞ。

1も2も繋がらへんのかーい!
と、電話をたたきつけそうになるのを我慢したのだった。


この後は、
また電話をかけ直してもらうことにして、数日間折り返しの電話を待つことになった。その週はマナーモードは常に解除しておき、電話が鳴ったらすぐに取り、予約をすることに成功した。
日時に融通が利く育休中だけあって、診察日は次の週、とそのあとはとんとん拍子でことが進んでいった。

歯科病院に行きたい場合は、こんな感じで予約の電話をする。
ここで、少し質問に答える。

どこの歯がどうなっているのか。
いつからなのか。
痛みはあるのか。

歯に詳しい歯科衛生士や歯科医自身が担っている。
ある程度説明をして、病院の予約をしたり、アドバイスをもらったりする。
そこで問題がない、様子を見よう、と判断をされたら病院に行くこともない。

これは歯科病院に限らず、
風邪にかかったり、けがをしたりした場合も同じだ。

日本のように直接病院に行って医師に診てもらうことはせず、
まずは電話で、もしくはネットでヒアリングをする。

どこが、どうなっているのか。
いつからなのか。
痛いのか、痛くないのか。

以前、寝ているときに手をひねって、朝起きたらひじが腫れていた。
そこまで心配をしていなかったが、どんどん痛くなる肘に加えてプチトマトが入っているかのようなしこりを感じたので、病院に行くことにした。

ネットで近くの病院(健康センターといった方がいいかもしれない)を調べると、質問が並んでいた。

どこが痛いのか、どうなっているのか。
痛さのレベルは1~10の中でどのぐらいか。など

10項目ほどの質問に答えて送信をすると、数時間後に電話がかかってきた。


「問診だけだと大したことはなさそうだけど、痛みがあるのだったら一度ドクターに診てもらおうか。
痛みがあるから緊急度が高いわね、今日の予約をとるわ。
時間になるまでは肘を氷で冷やしておいてね。」

と、数分電話で話をして、予約が取れた。
(今回の歯科病院とは大違いだ…。)

と、こんな感じで予約をしてから病院へ行く。
病院といっても地域の医療センター(健康センター)のようなところで、大きな病院へは勝手に行くことができず、行きたい病院を選ぶこともできない。
初診や軽症の時はまずは住んでいる地域の医療センターへ行く。

日本では少しでも風邪をひいたら病院へ行ったり、初診や軽症でも大病院へ行っていたりして、医師たちが疲弊している。という記事を読んだことがある。

フィンランドの医療制度についてどう考えるだろうか。
私は事前に電話で話したり、地域のセンターでまず診てもらうことは、医師だけではなくて、患者にとっても良いと思う。

日本にはいろんな科の病院がいくつもあって、
どこに行けばよいのか、そもそも病院に行く必要があるレベルなのかがわからない時が多かった。

その点フィンランドは、電話をする場所は一つで簡単だし、もし病院に行く必要がなかったら、電話の段階で医師からのアドバイスがもらえる。
効率がいいなと思う。

電話が…
電話さえ早く繋がってくれたら。の話だけど。笑


Kiitos!



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