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熱い卵の中

2024年2月18日
「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」へ娘と行って来た。
娘は通行証を持っているので大江戸線春日駅、私は丸ノ内線後楽園駅から向かう為、娘に改札口で待って貰い、後楽園駅を出て春日駅へ向かった。
エスカレーターで降りるとライブ当日限定のCMポスターが貼られていて、早くもボルテージが上がってしまった。
やめてくれよ~もう(嬉)。
(追記 同様の出来事が東急世田谷線若林駅でも起きていたそうです。)

娘と合流して地上へ上がり歩道橋を渡ると目の前にメロンパンの様な屋根が見えてきた。
午前中ながら既にグッズを身に着けた大勢の人が行き交っていた。
ライブビューイングや配信で見る人もいるだろうと思うと注釈付スタンド席で見られる事は“奇跡”でしかないし、感謝と愛を持ってライブに臨むと決めた。
近くにランダムキーホルダーのガチャがあり娘と2回ずつやった。
物販はオードリーねぶたを見に行った時に見かけた海外アーティストの物販にも負けない列が出来ていた。
事前販売で購入した「若林正恭」タオルとリストバンドと合わせてチケットホルダーとトートバッグは宝物になった。
娘はオードリーとチーム付け焼刃ののぼりがはためいているのを見て野球観戦した気持ちを思い出したと言う。
就活以来30年ぶりの東京ドームにあたふたしてしまうのを「慌てなさんな」とたしなめる娘。
娘の成長を感じられた気がした。

5周年の国際フォーラムで起きた波の様などよめき。
10周年の武道館の幸福感を帯びた暖かさ。
東京ドームは「待ってました!」と言わんばかりの熱気で渦巻いていた。
いつも通りのラジオといつも以上の本気が混ざり合い、5万人が一斉に静まり一斉に笑い一斉に驚き、とてつもないグルーヴ感を生み出す。
人の“縁”があったからこそ実現したライブだと感じられた。
気が付けば3時間40分経っていた。

混雑を避ける為家の最寄駅へ向かう路線のターミナル駅で娘と遅めの夕食をとる事にした。
荷物を見てすぐに店員さんが東京ドームライブに行った事に気が付いて声を掛けてきた。
ニュースで見たらしく「ライブどうだったですか?」と聞いてきたので「凄かったです」と答えた。
何度か行った事のある店だったが、この日の飯はいつも以上に旨かった。

娘は疲れたと言いながらも(頭痛が出る程だった)、その日の内に翌日の準備を済ませ月曜日就労移行支援施設へ行った。
ライブを見てまた野球を見に行きたくなったそうだ。
いつも通りの生活に戻ったけど不思議と寂しさは少ない。
それどころかエネルギーとお守りを頂いた気すらしている。
参ったな。
一リトルトゥースとしてオードリーを支えている気持ちでいたけど、やっぱりオードリーが自分の心を支えてくれていたんだ。
改めて気付かされた。
ありがとう。
頑張ろう。
そう思えた1日だった。

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