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【高画質・AI画像】浴衣まつり/詩織の浴衣画像とボカロFUKASEさんとのコラボ

7月になりました。

横浜では、6月が蛍の見頃だそうで、三渓園とかこども自然公園などで蛍が見れるらしいのですが、もう何年も見に行くことなく気が付くと6月が終わっていた、ということの繰り返しで今年もまた見逃してしまいました。

今日は、Hires.Fixの高画質なAI画像で、浴衣姿の詩織を厳選して、オリジナルのアコギバラード・浴衣まつりとコラボしてみました。

この曲は、実は20歳の頃作った曲で、僕はアコースティックギターは弾くのですが、この曲の録音は実はデジタル音源です。間奏のギターソロで叩くように弦を弾く感じが本当にリアルで、自分のテクニックを遥かに超えた表現ができるので本当に驚きです。

ボーカルはあのSEKAI NO OWARIのFUKASEさんのボーカロイドです。

今、「ストレートパーマでビートル」という小説の「AI翻訳英語版」を、少しずつアップしているのですが、このシリーズのシーズン2「Someone Special」になると、詩織がいよいよ登場してきます(翻訳英語版はまだ先になると思いますが)。

今日は、このシリーズのシーズン6の第6話の一部を紹介します。


第6話 浴衣まつり

 「ホタルが見たいな・・・」

 ある日、詩織がポツンとつぶやいた。

 「浴衣持ってる?」
 「うん、持ってる」
 「じゃあさ、浴衣着てホタル見に行こうか?」

 ちょうど横浜の三渓園で「蛍の夕べ」という催しがあるということを知り、僕たちは車を借りて出かけることにした。
 その日詩織は、白と水色の混ざったつゆ草模様の浴衣に赤い帯を締め、髪はアップにして白い髪飾りをつけていた。手には小さな巾着袋を持って、足元は赤い鼻緒の下駄を履いている。僕はその美しさに一瞬言葉を失い、頭の上から足の先までマジマジと見つめてしまった。

 「なあに~?」

 詩織は、少しはにかむように持ってきた団扇で顔を隠した。

 「浴衣着るのすっごく久しぶりだから~ママに小物揃えてもらっちゃった!どう?」

 そう言って巾着袋や髪飾りを見せながら僕の腕に絡みついてくる。
ふと見るとうなじのラインがとても美しい。
 僕たちは第三京浜を抜けて山下公園前から山手に向かい、やがて三渓園に着いた。

 陽が沈み暗くなった園内には美しくライトアップされた三重塔がそびえ立ち、花菖蒲の植えてある庭園の奥に行くとホタルが見られるらしい。僕たちは手をつないで足元を確かめるように暗がりの中をゆっくり歩き、やがて庭園の奥にたどり着くと、そこに儚げな光を放って幻想的にゆらゆらと飛び交うホタルがいた。

 「きれい・・・」

僕たちはしばらく言葉を失い、その儚くも美しい光をただ黙って見つめ続けた。

--- 突然、詩織の目から涙がスッと流れ落ちた。

 「どうしたの?」

 僕はなんとなく理由がわかったけど、他に言葉が見つからなかった。

 ふと見ると詩織の肩越しに、か弱い小さな光を放ちながらホタルが一匹迷い込むように飛んできて、スッと詩織の肩にとまった。

 「あ・・・」

 詩織は、溜息のような小さな声を出して僕を見つめた。

 僕は、ホタルが逃げないように囁くような小さな声で詩織に言った。

 「つゆ草模様を信じたのかな・・・」

 詩織はもう一度僕を見て、静かに「そうかもね・・・」と笑った。

--- 僕と詩織の夏が終わった


『浴衣まつり』 

君は浴衣が似合う ほんのり薄化粧
団扇で風を送ってくれる君は
たよりないほど今日は きれいだよ
きれいだよ・・・

線香花火がいいね 息を凝らして君が言う
最後のひとつが 落ちてしまったよ
君は涙を浮かべて 僕に言う
静かだね・・・

君の肩ごしに 蛍が一匹とまる
つゆ草 長い髪の香りに
たよりない光を放ち
きれいだね
きれいだね
きれいだよ・・・

AIモデル:chilloutmix_NiPrunedFp32Fix


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