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【ココロ】期待しない

私は、いろいろなところで言っていますが、子どもたちに指導をするとき、彼らが世界一になれると思って指導をしています。世界一になるために必要なこと(必要だと思うこと)を指導します。

ですが、世界一になるかどうか、世界一になりたいかどうかは、彼ら次第です。私の決めることではありません。

だから、彼らが世界一になることを期待しません。

彼らが真剣にトレーニングに取り組み、それを継続して行うことも期待しません。
やるか、やらないかも彼らが決めることだからです。

期待すると、私の期待通りにならないとイライラします。
「なんでちゃんと取り組まないんだよ!」
などと思ってしまいます。
ひどい場合は
「私がこんなにしているのに」
なんてことになります。

もし「やらない理由」が、理解できない、意味がわからない、なんでこれをやるのかわからない、などであればこれは私の責任です。説明が必要で、彼らの「重要度」と「興味」に引っかかる内容を提供します。

それでも彼らが「やらない」選択をするのであれば、彼にとって今は不要なことなのでしょう。本当に必要なことは、彼らの無意識が知っているので、必要であればやります。不要であればやりません。

私「これは重要だ!」
子どもたち「僕・私にとって最重要ではない」
→やらない

私「これは重要だ!」
子どもたち「これが知りたかったんだ!」「これ面白い!」
→やる


子どもの場合、彼らの意思とは関係なく必要なことはたくさんあります。勉強はそのうちの一つだと思います。
 数学なんて必要な職業にはつかない。
 体育なんて嫌いだ。どうしてやるのか分からない。
ただの好き嫌いで選択をしてしまうと、未来の選択肢が減ってしまいます。だからこれに関しては、彼らの意思だけに任せてはいけないことです。

スポーツの場合は目標を明確にする必要があります。

時々、というか、そこそこ見聞きしますが、勝ちたいけど辛い練習はしたくないという小中高生。練習をしないのに、試合に負けると悔しいと言って泣く。そしてまた練習をしない。ひどい場合は試合中に、自分の不甲斐なさに泣き出すこともあります。
また、勝ちたい、憧れの選手のようになりたい、と言うのに「あれはできない、これは無理」と言う選手もいます。

おそらく、心の底から本当にそうなりたいとは思っていないのでしょう。
「いいえ!ちゃんと勝ちたいです!」と言うのであれば、目標を「大会で勝つ」と口では言っても、実際にどんな風に競うのか、具体的な映像が描かれていない可能性大です。

目標を明確にそれぞれが描く必要があります。描かせてあげることがコーチやスタッフの役目だとも思います。チームスポーツの場合、その目標が共有できない選手は試合には出られないと思いますし、個人競技の場合は勝てるわけはないと思います。
*コーチやスタッフにとって簡単なことではないでしょう。


私は期待をしません。“彼らはやればできる”と信じる選択をしたら、私自身がとても楽になりました。イライラしなくなりました。

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株式会社りとるジム
ココロとカラダのメンテナンス
www.littlegym.jp

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