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僕の緊張のほぐし方[著:SOL]

僕は昔から人前に立つことが苦手です。

何かの発表会でもあろうものなら、緊張でバクバクになった心臓が壊れてしまわないか心配になり、こんなに緊張で思い悩むのは自分だけじゃないか、とついつい不安に陥ります。

しかし、実際には同じようにとても緊張しいな方もおられると思いますし、ここで自分なりの緊張解消法を公開して、これで緊張を和らげることができたという人がいたら嬉しいな、と思い記事にまとめてみることにしました。

記事では、緊張を三段階に分けて、各段階での僕の解消法をお話させて頂きます。もちろん、第一段階で解消できれば御の字ですが、各段階での解消法が効果なしでも焦ることだけは厳禁です。余計に焦っちゃいますから。「そっか」ぐらいの感覚で、次の解消法に進むのが大事です。

第一段階:緊張し始めた時の解消法

まずは、緊張し始めた時の解消法から。
イメージで言えば、発表会の会場についたタイミング辺りでしょうか。

この段階から緊張が起こり始め、中には「緊張するな!」と自分自身に言い聞かせる方もおられるかと思います。ただ、緊張するなって思う程、僕は緊張してしまうタイプなんですね。

そこで、考え方を変えてみることにします。

「緊張するな!」ではなく、「本当にここまで緊張する必要があるのか?」です。

緊張すればする程、本来発揮できる力が最大限使えません。それを元に、客観的に自分を見て、「こんなに緊張するのって普通に意味なくね?」と思い込むのです。

ある程度の緊張感は大事だよ、という意見は真っ当です。しかし、僕ら緊張しいな人達には、そんな余裕がないのです。

『緊張は無意識に起きるもの、緊張感は意識して起こすもの』というように割り切りましょう。


第二段階:あからさまに緊張している時の解消法

第二段階は、発表会が始まって着々と自分の番が近づいてくるタイミングでしょうか。
この時点で第一段階解消法の効果がなければ、試してみましょう。

よく緊張の解消法で、『周りの人をじゃがいもだと思い込め』的なものがあると思います。
僕も試したのですが、その周りの人達が動き過ぎて、じゃがいも変換がうまくいかないんですよね。
緊張している時、僕はそこまで想像力を発揮できません。

動かれるとダメなら消してしまいましょう。

あなたが例えばどこかの会場で何かを発表する場合、誰もいないその会場をイメージしてみて下さい。
つまり、視界にいる他の人達が誰もいない会場を思い浮かべるのです。

学校の教室みたいなところで発表会をするとしましょう。
あなたが緊張している時、その教室はどう映りますか。
教室そのものがいろんな人の意思やリアクションと絡み合って、普段とは違う異質な空間にも見えるかもしれません。もし、自分の番がまだであれば、その空間の雰囲気に気圧されて、怖いと思ってしまっても無理はないですよね。

でも、考えてみればその教室も、人がいないと縦横高さ数メートルのただの部屋です。教室中走り回っても十数秒あれば、一周できる程のごく単純な空間です。人がいる空間は雰囲気で複雑に見えるだけで、実際は普通の部屋にいるだけのことなのです。

人がいる空間の雰囲気を気にし過ぎなければ、自然と緊張は和らいでいきます。
第一段階と通じますが、わざわざ必要以上の緊張を感じる必要がないのです。


第三段階:完全に浮足立っている時の解消法

自分の発表直前などに足が震えていたり、声が出にくい程の緊張に見舞われた状況、これを第三段階としましょう。
第一第二段階解消法が通用しない場合は、こちらの方法を試してみて下さい。

この段階では、思考の切り替えで緊張をほぐすのが難しくなっていると思います。
なので、身体に直接訴えかけましょう。

その方法は、
①胸に手を当て、心臓の鼓動を感じる。
②立っている状況であれば、少しかかとを上げて(つま先立ちの状態)、ストンと落とすように戻す。

です。

この二つの目的は、自分がちゃんと生きていると身体に理解させることにあります。
どういうことかというと、そもそも緊張というものは、何かしらの危機感からくるものですよね。
どうやら身体は、それを命の危機と捉えるそうです。

そこで、僕は①自分の鼓動で「安心しろ、自分はちゃんと生きている」と身体を落ち着かせ、②身体を落とすことで「重力を受けて、ちゃんと自分は地に立っている」と教え込むようにしています。

②は、座っている時にできなかったりするのですが、①だけでも結構効果があります。
また、少し落ち着いてから第一第二段階解消法を組み合わせれば、さらにより良い効果が得られると思います。

浮足立っている時こそ、言葉通りちゃんと自分が地に着いて生きているんだ、と身体を安心させましょう。

おわり

各段階に移るとき、別に慌てる必要はありません。
一呼吸吐いてから、少しずつ思考をシフトさせていきましょう。
また、変に深呼吸を意識する必要もありません。状況によって、心地の良い呼吸で問題ありません。
そして、自分に催眠術を掛けるように、ゆーっくり自分に語り掛けましょう。

「緊張する必要はない。しなくて良い」と。

これらは飽くまで僕なりの解消法であって、人それぞれ解消の仕方があるかもしれません。もし、僕の方法が合わなかったという方は、自分なりの緊張解消法を見つけてみて下さい。

長文でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

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