日本人フィジオが医療界の「トヨタ」になるために
はじめまして。葛山元基と申します。
このLittel Physioさんのイベントには、自分がオーストラリアに来たきっかけでもある日本人🇯🇵の価値を高めたい、ということを再認識させてもらっています。
理学療法士として日本で勤務していた時、2011年から毎年、幸いにも5か国の学会で海外発表をさせてもらう機会がありました。
その学会で話した海外のフィジオやドクターの先生方は、つたない自分の英語で聞き取れたのは、日本で開業権がないこと、論文の少なさに日本人フィジオは何をしているのかわからない、というような内容に聞き取れました。(そういう国際学会に出るのは大学の教員や研究者で論文を書いてそれが知名度に繋がる世界だからだと思います)
そこでハッとしました。
英語でディスカッションできないと確かに何が良いかとか話し合えないんだと。
オーストラリアに留学した日本人フィジオは200人を超えると言われていますが、オーストラリアから日本にフィジオを学びに行ったという話は、実際はいるのかもしれませんが私は聞いたことがありません。
ただ、「トヨタの車」が世界のどこでも走っているように、日本人は器用だし勤勉、物作りも得意、それがなんで医療やフィジオの世界に繋がっていないんだろうと疑問も生まれました。
負けてはいない、、、
率直に自分としては根拠もなかったですが、そう思いました(若かったからかもしれませんが、笑)。
そこからいろいろあり、オーストラリアに来て9年生活しているわけですが、やはり何か自分の武器をということで、日頃関わったり自分の1番興味のあるサッカー選手でデータを取って最終的には英語で論文を書きたいというのが目標、夢になりました。
Little Physioの挑戦として、まず教授の先生と相談して、選手やチームにコンタクトしてデータを取っています。最初は目標の三人をとれてホッとしております。
やはり英語で全てコミュニケーション、説明と同意、書類等々、一筋縄では行かないことばかりですが、(オーストラリアの国民性もあるのか時間通りに進まないです)来週からも、With Visor と呼ばれるその道のプロの方にもアドバイスいただき、日本との違い、日本人フィジオの知名度を上げられる、頑張りたいフィジオが頑張れる環境のために少しでもやっていきたいです。
葛山 元基
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