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スポーツでつながる

みなさん、はじめまして。
篠原 京(しのはら けい)と申します!

現在、理学療法士として整形外科クリニックと訪問看護ステーションにて働く傍ら、東京都北区にあるサッカーチームでトレーナーとして関わっています。

私は、小学校からサッカーをしており、漠然と「サッカーに関わる仕事がしたい。」と考えていたため、
理学療法士の資格を取得し、約5年が経った現在、やっとサッカーチームで関わることができるようになり、当時の夢を叶えることができました!

しかし、1人で解決しないといけない問題に直面したり、これまで培ってきたリハビリテーションの知識だけでは通用しないこともあり、日々課題に向き合いながら活動に取り組んでいます!

私が中学生の時に、怪我で思うようにスポーツができなかった経験があり、最近は
理学療法で地域スポーツチームの支援をしたい
と思うようになり、”LIttle Physio”を通して活動を加速させることを決意しました!

5月8日 キックオフイベント開催!

今回の活動には共に活動を支援して下さる伴走支援者がつくことになっており、私の伴走支援には、武蔵野学院大学で講師をされている森裕介さんに決まりました!

森さんは、学生や就活生の支援なども行うコーチングのスペシャリストでとにかく聞き上手!
丁寧に自分の考えを整理してくださり、ともに走り抜ける1ヶ月の目標を決めさせていただきました!

具体的には、

①現在関わっているサッカーチームからアンケートをとり、理学療法士として地域のスポーツチームで活躍するための行動指針を決めること

②スポーツチームで理学療法士として活躍される方に同行すること

としました。

①アンケート内容

【対象】
 小学3年生〜小学6年生の選手+親御様、コーチの方々
【質問内容】
 ・理学療法士という職業を知っていますか。
 ・みなさまが理学療法士に求めるものはなんですか?
 ・現在、選手の身体の状態で不安なことやお困りごとはありますか?(自由記載)
【目的】
 地域のスポーツチームで活動する上で理学療法士に求められることを整理し、優先順位をつけて介入を行うため
【回答期間】
 5月11日〜17日

【結果】


アンケートの結果から見えてきたことがこちらです!
・理学療法士という職業を知っていますか。
→小学生を対象としているため、親御様とのご回答をして頂いたが、4人に1人は理学療法士という仕事を知らない人がいる。

・みなさまが理学療法士に求めるものはなんですか?
→コーディネーショントレーニング、身体の柔軟性向上を目的としたストレッチ、疲労回復を目的としたマッサージの順に多い。

・現在、選手の身体の状態で不安なことやお困りごとはありますか?(自由記載)
→成長期特有の足関節や膝関節などの傷害を多く認めている。
また、現場では、選手から痛みに関する訴えはないが、自宅では、親御様に痛みを訴えていることが明らかになった。

②スポーツチームで理学療法士として活躍される方に同行すること

→直近で同行のスケジュール調整は難しかったのですが、突然のお願いにも関わらず、5月8日〜17日の期間で5名の方とお話する機会をいただくことができました!

5月13日 株式会社フィジオサポート 代表 木下敦史 様
木下さんは、有名なスポーツショップであるスポーツゼビオ御茶ノ水本店にて理学療法士として働いていらっしゃいます。

コンディショニンググッズやトレーニング器具、サプリメントやプロテインなどの健康補助食品などを取り扱うA館3階が仕事場。

木下さんの会社では、理学療法士が数名在籍しており、スポーツショップに訪れたお客様から身体に関するお悩みや相談を受け、製品の紹介や販売まで行われていました。

また、フロア内の一部には、パーソナルルームが設けられており、お客様にコンディショニングを実施することもできます。

「ドラッグストアに薬剤師がいるのと同じようにスポーツショップに理学療法士がいるのが当たり前になる。」

と、木下さんは話しており、私も理学療法士の可能性が広がるのではないか、と思わずワクワクしながらお話を伺っていました!

また、木下さんはボクシングの現場にも関わっており、身体の動作分析やラントレを通して選手のトレーニングにも関わっていらっしゃいます。

理学療法士としても、スポーツ現場においても最前線で活躍されている方であり、勝手ながら今後も様々な相談をさせて頂きたいと考えております!

この度は図々しく閉店間際にお邪魔したにも関わらず、ご対応していただきありがとうございました!

5月15日 整骨院いそ 代表 磯英治 様(柔道整復師)
磯さんは、兵庫県伊丹市にある整骨院を開業されています。
約10年、地域の野球チームにてコーチ兼トレーナーとして活動しており、身体の使い方やコンディショニングを実施されていました。

身体の使い方も含めた野球の指導を行ったり、練習前にテーピングを巻くなど、様々な工夫を用いた取り組みをされており、現場で働く上での信頼関係の構築方法など、貴重な話を伺うことができました。

磯さんと話をしていて、
・選手には怪我をしないでほしい、もっと子供たちが活躍できるようになってほしい、という根本的な気持ちは同じであること
・地域スポーツ現場において、柔道整復師や理学療法士、などの資格による違いがないこと

お話しをまとめると磯さんは、
地域スポーツで活躍する上では、たまたま理学療法士という資格を持っていて、ちょっとリハビリテーションの分野が得意である、という程度であるとのこと。

リハビリテーションだけでなく、様々な視点で勉強をしていく必要があると感じました!

特に磯さんはテーピングの知識が豊富とのこと。一緒に勉強をしていきましょう、と非常に気さくにお話をして下さったのが印象的でした!
楽しい時間を過ごすことができました!ありがとうございました!

5月15日 The Physio Project PROGRESS 代表 大宮博之 様
東京労災病院にて勤務する傍ら、The Physio Project PROGRESSの代表としてパーソナルトレーナーや高校野球の現場でトレーニングの指導などもされている大宮さん。

スポーツ理学療法認定理学療法士、NASM-PES(米国スポーツ医学協会認定スポーツパフォーマンス向上スペシャリスト)、中級障がい者スポーツ指導員、栄養コンシェルジュ 二つ星など、様々な資格を保有されています。

5月13日に伺った木下さん同様、スポーツゼビオにて理学療法士として活動しており、休みの日がないのではないか、と心配になるほど。
患者様やお客様に対する気持ちが熱心で理学療法士の鑑のような存在!!

野球の現場では、月1回程度、コーディネーショントレーニングやコンディショニングなどを実施しており、「今後も地域スポーツチームの支援をしていきたい。」とのこと。
現場レベルでどのような関わりをしているか、どんな物品を使用しているか、などいろんな話をさせていただくことができました!

大宮さんは現在の働き方や活動に楽しみを持って働かれている姿が印象的で、もっともっと理学療法士は楽しい職業だと伝えていきたい、と語られていました。

今後も一緒に盛り上げていけるよう私も頑張っていきますので今後ともよろしくお願いいたします!

5月16日 大宮アルディージャトップチーム専属フィジオセラピスト 宮間幸久 様
ガンバ大阪で活躍されるプロサッカー選手である石毛秀樹選手の紹介にて、宮間さんとお話する機会をいただくことになりました。

当日は石毛選手も参加して下さり、プロクラブにおけるリアルな活動をお聞きすることができました!!(実は小学生の時に一緒にサッカーをしたことがある仲で約15年ぶりの再会!)

宮間さんは、都内大学病院にて3年勤務された後、清水エスパルスのユースで理学療法士として働き始めることができたそうです。

きっかけは大学時代にサッカーをしていたこともあり、監督の紹介でたまたま入られ、プロクラブにおいては、理学療法士として担当するのはリハビリテーションの部分となるも、コンディショニングやトレーニングを実施したり、時には自身でテーピングを巻くこともあるとのこと。

地域のスポーツ現場で何を優先して活動していく必要があるのか、を悩んでいた自分に対し、
「何をしても結局いいと思うよ。そこに理学療法士としての評価と介入があれば、なんでも大丈夫だし、反対にそれがやりがいにもなるからね。」
と話して下さいました。

迷っていた自分の背中を押してくださるような温かいお言葉をいただきました!
石毛選手はもちろんのこと、プロ選手からの信頼も厚く、とてもたくさんの相談をすることができました。
宮間さん、石毛選手お時間いただきありがとうございました!!

この度は5名の方々にご協力いただき、貴重なご意見をいただくことができました!

今回の会談を通して、スポーツ現場で活躍される方が具体的にどのような活動をしているのか、知ることができました!

今後、スポーツ現場への同行を快諾して下さった方もいらっしゃり、色々と勉強をさせていただければと思います!
今後ともよろしくお願いいたします!

→今後の活動方針

面談とアンケート結果をもとに、とにかくできることからなんでもチャレンジしていく!
具体的には、
試合間に疲労回復を目的としたマッサージやコンプレフロス(スポーツゼビオにて購入)を実施

どの項目も実施できるように自身のスキルと高めていく必要がある、結局なんでもチャレンジするしかない、ということを強く感じた。


具体的な行動指針としては、まず次回の練習・試合にて、
・練習試合前にテーピング
・試合間にコンプレフロス
・試合後に疲労回復を目的としたマッサージ
・練習・試合後にストレッチ
を実施していく。

また、アンケート結果から要望の多かったコーディネーショントレーニングを実施していく予定。
現在のチームの選手に求めている身体機能など、コーチの方々と協議し、具体的な内容を検討していく。

まだまだ挑戦は続きますが、今後も応援よろしくお願いいたします!!

篠原 京


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