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アクション部が立ち上がった!

三重四日市リトル・ミュージカルでは、2020年3月に予定されていたワークショップや4月から行う予定であった公演に向けてのプログラムを自粛しております。それでも自分たちでつくる舞台、いつも何かに挑戦したい!という気持ちを大切にするべく、オンラインでミーティングをし、高校生を中心に挑戦してみたいことを部活化。その様子を記録したいと思います。

なぜ部活?

リトル・ミュージカルは、誰もが楽しめる劇遊びやごっこ遊びから活動が始まります。全力で遊び楽しむことで、心が満たされることを大切にしています。遊ぶように「創る、歌う、踊る、演じる」をやっていく中で、ひとりひとりの持ち味や興味や性格が見え、自分や相手への理解を深めます。そして、もっと面白くしようという工夫から、様々な気づきが得られる。

やるべきことが決められていて、やらなきゃいけない&うまくならなきゃいけないというスタイルでは行いません。思い込みを取っ払い、自分らしくあって良いんだ!と実感することが大切だと思うからです。

だから、参加したいと思う全員に向けて、今回の舞台はアクションがあるので、これを取り組みましょう!というスタイルはなし。あくまでも、やってみたい!という思いからのスタート。高校生たちはもう、シーンのイメージやこうありたいという気持ちをしっかり持てている。なかなか動けずに自宅での時間が増えている今だからこそ、やりたいことのスキル習得や体作りに取り組もうということになり、立ち上がったのが「ギター&ハモり部(将来的にシンガーソングライター部)」と「アクション部」です。あくまでも、自分がやりたいものを選択する。そういう意味で部活動というスタイルになりました。

なぜ、アクション?

アクションやアクションのような体さばきやアクションの動きを取り入れたキレキレのダンスがやってみたいし、そんなシーンをつくってみたい。リトルに参加しているこどもたちと「自分たちがつくるミュージカル」の話をすると、まずは自らが楽しむこと、そして一緒に取り組む仲間や観にきてくれる人と楽しい気持ちを共有することをとても大切にしているようです。

とはいえ、アクションはどう考えてもトレーニングしないとできなさそう。自分たちがやってみたい、というだけでできるものではないと思い、作品に取り入れている演出家に、まず話を聞いてみる。そしてアクションをするにも、ダンスやお芝居をするにも可能性が広がるトレーニングだと教えてもらった「バレトン」をみんなでやってみることになりました。

大切な心構えをきいてみる

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何よりも安全にやること

・危なくない空間を用意しよう
・相手を思いやろう
・道具の管理に気をつかう
・自分の体を日頃からつくる(怪我をしない)

 1)下半身の筋力アップ(腰が落とせているか・重心が安定するか)
 2)さばき(足さばき、上半身のさばき)
 3)やられる側のお芝居(引く・やられた感覚を体験してみる)


アクションリアルの戦いではなくて、お芝居なんだと理解した様子。それで実際の映像もみながら、アクションのポイントも教えてもらいました。

 1)インパクトが逆!
 2)振り付けには物語がある!

アクションは「押す」という動作より「引く」動作が大事だと知って、驚いた、という感想も。実際にアクション表現を作品に取り入れているひとから学べるって面白い。見方が変わることってたくさんありそうです。

ただ、聞いてみてわかったことは、実際にアクションの動きを舞台でやるためには、かなり高いハードルがありそう。でもやってみたい。ストーリーつくりからアクションのようなシーンをやるぞ!となった時に、動ける体を作っておこうという意識が高まりました。

バレトンで体づくり

バレトンとは、フィットネスと、バレエと、ヨガ、それぞれの動作を含んだ一連の動作を流れるようにつなぎ合わせて動き続ける有酸素運動。三重四日市リトルで一緒にミュージカルづくりをしている演出家ちーちゃんは、公式のインストラクター。ちーちゃんは、本当にお芝居をこよなく愛する演劇人。常にお芝居のことを考え、体づくりを考えているひとです。そのちーちゃんが、お芝居する上でとても大切にしているエッセンスを声がけからビシビシ感じます。

実際動いてみることで、みんなの心もホクホクの様子。

さて、どう活動するか?

新しい部活なので、どう活動するか?も決めなくてはいけません。どう活動するか?を考えるのは思考を要求される事柄。小学生のメンバーとの活動は、まず感じること、体も心も動かしてみること、そしてどう感じるか?何を気づいたか?そこに現れる自分らしさのサイクルが大切だと思っています。だけど、高校生は論理的な思考も大切。現実の社会にもうすぐ大人として出ていく高校生たちが、真の意味で自分らしく生きていくためには、現実的に考えることも大切だと思います。(色々な教育の立場があるかと思いますが、またこれはまとめてみたいと思います)

ということで、高校生は部長と副部長に。今日必要な筋肉や基本の動きを知り、実際のアクションを使ったお芝居などを映像でも確認しながら、本当に部活を続けていくか?から話し合い。体験入部した10名みんな続けたい!と一致していたので、存続決定

次に、どう活動していくのがいいか?どれくらいどういうトレーニングをどのようにしていくか?みんなでつくるストーリーに本当にアクションが必要かは別の話として、アクションに必要な体ができていれば、創作する時にももっと体が動き可能性が広がるはず。という言葉を聞いて、まずはそんな体づくりをしよう!という目標が見えてきました。

課題や家族の予定などを考えて、現実的にやれる内容に落とし込んでみました。やってみて、どう体が変わっていくか、どういう部分を鍛えていく必要があるのか、それぞれがまず感じてみよう、観察してみよう、と決めました。

どのくらい?:まずは2ヶ月基礎トレ(下半身を鍛え、上半身が自然に動く、体の身のこなしができるようになるように)

どの頻度?どんなこと?
 毎日:馬歩(スクワットのような状態)を1分
 週1:バレトン(講師はちーちゃんに依頼)
 週2:20分以上のジョギングもしくは早歩き

まずは2ヶ月間、こどもたちと実践してみたいと思います。

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