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コロナ禍の英国ボーディング留学②

今夏、ロンドンに丸亀製麺が上陸しました。うどん好きの上には朗報です。(といっても上の学校からはなかなかロンドンに行ける機会はなさそうなのですが…)たまたまリバプールストリートステーション近くにある店舗の前を通りかかったところ、行列ができていました!店内はかなり混雑している様子。コロナ禍ですが、イギリスではこのように人気店では行列を目にすることも少なくありません。

ボーディングスクールの感染状況

さて、学校が始まって2週間が経ちました。上の学校では、毎週検査を行なっていることを前回のnoteで書きましたが、一週目の検査の結果、上とは別のハウス(寮)で3人に陽性反応があったそうです。同じハウスの3人でしたが、学校が始まって2日後に行った検査の結果なので、学校が始まってからというよりは休み中に感染したのだと思われます。陽性だったお子さんたちは、全員校内で隔離をしています。最初に聞いた時は、えー!!と、驚いたのですが、複数の他の学校の方からのお話で、どこの学校も同じような状況で、陽性者がいたと聞いてももう驚くような状況ではないと聞いています。2週目の検査では、陽性はゼロでした。

コロナに感染してしまったら…

学校では、国のガイドラインに従い、ボーディング生には平日1回、週末1回ずつ lateral flow test (LFT)と呼ばれる検査を行っています。(前回PCRと書きましたが、LFTでした)LFTはPCRより精度が落ちるようで、LFTで反応が出たらPCRで再確認します。LFTで陽性でもPCRで陰性と出ることもあるようです。

上記の陽性だったボーディング生は、寮とは別の棟に10日間隔離されていました。感染拡大を抑えるために最小限のスタッフがPPEを着て食事を運ぶなどの対応しているとのことです。また、バスルームなどは、誰がどこを使うのかが決められ、隔離されている子どもたち同士の接触にも気を遣っているようです。今回の3人は無症状とのことで特に治療などは受けず、個室での隔離のみとのこと。症状があった場合の対応まではメールに書かれておらず、詳細が知りたいと思っています。

ちなみに、先週は1日雨で肌寒かった日があったのですが、その日以後風邪の症状を訴えたボーディング生が多数いたそうで、全員LFTをして全員陰性だったそうです。

このように毎週学校からコロナに関するアップデイトがあります。親としては、万全の体制で感染拡大を防ぐよう努力してくれる学校に安心感はあるものの、もし我が子が陽性となって隔離されてしまったら…と思うと不憫ですし、悪化してしまった時の不安は拭えません。

イギリスのワクチン状況

イギリスでは今月に入ってから12〜15歳のワクチン接種が始まったようで、日本よりも少し遅れて始まりました。息子の周りは皆まだワクチン接種した子は少ないようです。LFTは無料で受けることができ、子供のいる家庭には無料で配布されたと聞くので、ワクチンもそのうち学校で接種となるのではないか…との話もチラホラ聞きます。

上のワクチン接種については、日本を発つ前に接種券が届いたのでいろいろ悩んだ結果、本人も納得の上で接種することに踏み切りました。治験も少ないですし、少なくともあと1〜2年は様子を見たいと考えていましたが、イギリスで子どものワクチン接種が進むことを想定したことと、重症化のリスクも考えてのことでした。それにしても日本では、今となって副作用の問題が多数明るみに出ていると聞き、改めて今後の接種は慎重に検討する必要があると思っています。

街の様子

イギリスは国としてコロナとの共存に向かっていて、来月からは多くの規制が緩和されるそうです。特に大きいのは、3つの区分に分けられていた国のリストがなくなり、基本redリストのみとなること。(umberとgreenの区分けはなくなります)日本はこれまでumberリストで10日の隔離が必要とされていましたが、これにより2回のワクチン接種を完了している人の隔離は不要となります。また、ボリスジョンソン首相はワクチンパスポートは導入しないと表明しました。

ある日、マーブルアーチから高級ショッピング街のメイフェアを歩きました。お天気はあまりよくない日でしたが、人手は多かったです。外ではマスクをしていない人も多いです。お店に入ると、店員さんのほとんどがマスクをしていて安心ですが、レストランのシェフがしていないのは気になることがあります…。

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週末のメイフェアの様子。

私はマスク着用して行動していますが、マスクをしていない方とお話しするときには、相手の方からマスクした方がいい?と聞かれることも多いです。私自身は、予防だけでなく人にうつしてしまうことも気になってマスクを着用していますが、相手の方のマスクについてはあまり気にならなくなってきましたし、公園などの開かれた空間ではマスクを外すこともあります。

日本ではマスクなしで外出することに違和感がありますが、イギリスの人々の感覚とは大きな開きがあると思います。どちらが良いか悪いかという話ではなく、イギリスではどう捉え、何を選択するのかの自由があると感じます。上の学校ではマスクをしている生徒はほとんどいないようですが、上はマスクを着用しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました♡




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