人生でまず大切なことは「存在」すること

私が「自分は存在していない」とハッキリ思ったのは今から3年ほど前。
東京に出てきて一人暮らしを始めて、脳内が静かな時間を持つようにし始めた頃。
それまで実家で暮らしていた時は引きこもりニートでも脳内が自分を煽ってくるので、常に頭の中がうるさい状況だった。
自分へのダメ出し、非難する声、バカにする声、今のままではダメだからもっと頑張れという決して優しくない声や態度が常に自分自身にのしかかっていた。
でも、それを拒否すると本当にどうしようもない自分であることが周りにバレてしまいそうで怖くて「なんか凄い人」や「凄い成功してる人」にならなくてはいけないと思い込んでいたので
「これだ!」と思えるものを見つけてはお金と時間と労力を使い、満足な結果も出せず人間関係でも嫌な思いをして、お金も気力も失って辞めるのを繰り返し疲弊していた。

そんな時に妹が言った
「私結構平凡な幸せ好きなんだよね~」
という一言が結構衝撃的だった。
当時は平凡な私には生きてる価値がないと思っていた、だから平凡を受け入れることはすなわち自分には生きてる価値がないことを認めることと直結していて凄い怖いものだった。

つづく

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