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チャンス


人間が人間を「愛する」というのは、
なみなみならぬ事である。
容易なわざではないのである。

『チャンス』太宰治

好きなことだけを好きなだけして生きたい。
すべきことじゃなくて、やりたいことだけしたい。

それを叶えるためには、すべきことをやって
信頼というものを勝ち取ってはじめて
与えてもらえるものなんだと思う。

子どもの頃、もっともっとわがままを言って
自由に好き放題してればよかった。
いや、今からでもまだ間に合うと思ってる。

やりたいことのために「辛抱強く」
頑張って「やるべきこと」が出来る人って
本当に一握りなんだと思う。

って言う自分の甘さを考えていた時に
見つけた言葉がこの言葉。

「愛する」ということは、口で言うのは簡単なのに
表現するのはこの上なく難しいことだと思う。

「人間が人間を愛する」の前に 
「人間」というものが何者ななのか
どうしたら「人間」になれるのかを考え抜いた
太宰の苦悩を知りたいと思った。

自由につきまとう責任みたいに
やりたいことよりもしなければいけないことに
愛するということを知る前に人間に
こんなにも考えさせられるのはなぜだろう。

と、考える暇があるだけ幸せな一日でした。

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