#ウィトゲンシュタイン
ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」より-4
2.0122 ものが自立的といわれるのは、それがすべての可能な状況のうちに現れうるからでしかない。すなわち、この自立性の形式はものと事態との連関の形式であり、非自立性の形式なのである。(同じ言葉が、単独で用いられたり命題の中で用いられたりと、二様の異なる仕方で用いられることはありえない。)
2.0123 私が対象を捉えるとき、私はまたそれが事態のうちに現れる全可能性をも捉える。
(そう
ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」について
論考にあっては、世界は生き物ではない。
しかし、これは一つの、対極、両極の一方なのだとおもう。論考の描く世界には、確実に意味があり、かつ魅力的である。
両方考えなければならないとすれば、不思議ではない。
ウィトゲンシュタイン「論理哲学論考」は、その可能性において捉えなければならない書物であると、私も考えている。しかし、「論考」の描く世界は、鑑賞用だと思う。写真ではない、絵画である、写真よりも精緻