リテピ花写008 臆病で内気って誰のこと。オシロイバナ
どこにでも見かけるオシロイバナ。
子供の時に遊んだ記憶があるのではないでしょうか?
黒い種を割ると白い粉が、おしろいのようなので、
オシロイバナと呼ばれます。
白い粉をおしろいのように塗ったり、
花の色を爪につけたりと女の子は可愛い遊びをします。
男の子は、花の根本からめしべを引き出し、
落下傘のように落として遊びます。
今の子供もしているのかどうか、よく分かりませんが。
花といっても、花弁はがくなんです。
花筒が長いので、口吻の長い夜行性のガなどを香りや色で引き付けるために夕方に咲くのですね。
翌朝にはしぼむ一日花ですが、7月から9月までが開花期で、
夏の間はずっと咲いているように見えます。
日本では、口吻の長い昆虫が少ないのか、
午後8時ごろにめしべとおしべががくの中に入り、
自家受粉して結実します。
午後4時ごろに咲きますので、
英語ではフォーオクロック(午後4時)と、
まあ、時間で呼ばれています。
南米原産で日本には江戸時代に渡来したとか。
色も赤紫や赤、白、黄色、絞り模様などがあり、
横の他の色とすぐに混ざり合わさるようです。
浮気性?、影響されやすい?
いいえいいえ、オシロイバナのことですよ。
一本の枝から色の違う花が咲くことから、
学名がラテン語でMirabilis(不思議な)。
夕方に咲いて翌朝にはしぼので、
人目を忍んでいるようなので、
花言葉は、「臆病」「内気」「恋を疑う」です。
南米では、根が芋状の食用のものもあるそうです。
香気ある芋だと食べてみたいですね。
また、根は利尿、関節炎の生薬で、
葉は切り傷、たむしの治療に使われます。
オシロイバナ全体、特に根や種に
嘔吐や腹痛、下痢といった中毒症状を起こす
トリゴネリンという毒があります。
臆病だけど、反撃能力はあるんですね。
子供や犬が誤って口に入れないように注意しましょう。
ついでに、
熱帯の花、ブーゲンビリアの花言葉は、
「情熱」「あなたは魅力に満ちている」「あなたしか見えない」なんですが、オシロイバナ科なんですね。
オシロイバナも臆病だけど、秘めたる情熱を持っているかも知れませんね。
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