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リテピ花写009 きれいな花には注意! 繁殖力と毒  ランタナ

ピンク、白、黄色、橙など小さなが花が集まり、
大きな群れを成してあたり一面を華やかに見せてくれるランタナ。

日本ではシチヘンゲ(七変化)と呼ばれているこの可愛い花。
中南米や南欧原産で世界には約150種類もあります。

オレンジが優勢なランタナ

開花時期も5月から10月と長く、
もともと熱帯植物なので、暑さにはめっぽう強い。
人が熱中症でげんなりしていても元気そのもの。

それだけじゃなく、
その強い繁殖力から「世界の侵略的外来種ワースト100」、
環境省の「要注意外来種生物リスト」に指定されています。
一度植えると他のものを押しのけてどんどん繁殖し、
生態系に悪影響を与えるのです。

そのうえ、種や実には毒があり、
口に入れると嘔吐や腹痛になります。
そして葉や茎にはとげがあります。
また越冬すると低木になり、根を生やします。

と、怖い存在のように思えますが、
日本のように寒い季節があると熱帯ほど侵略的でないので、
園芸種も販売されています。

ピンク、オレンジなど混ざりあったランタナ

ランタナは、色を変化させながら、
長い間咲き続けるので、堅実なイメージで、
花言葉は「厳格」「合意」「協力」「確かな計画」などです。
そして小さな花がまとまって咲いている様子から
「協力」「合意」もあります。

最近は、道端にどんどん広がって、
通行の邪魔になるところもありますが、
下手に手で触ってケガしないようにしましょう。

きれいない花にはとげがある。
どこかで聞いた言葉、あっ、そう、バラでした。
その上を行く毒持ちと繁殖力。
繁殖しない人類は減少し、
ランタナは地球を覆う時代が来ないように。

黄色いランタナ

色違い 七変化 ランタナ

きれいな花にはトゲも毒もある。そのうえ抜群の繁殖力

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