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米国に移民した中国青年の成長を親戚の気持ちになって見守ってしまう★大聖

農村出身の若者が自由を求めて米国に移住し、日々の思ったことを語ってくれます

【難易度】★★★★☆(字幕なし)
【使ってみたい言葉】监控太强了吧 (マジ監視きついって)
【どんな人?】
江蘇省の農村出身。お父さんは農民工。おじいさんは元地主階級で文革の時に相当虐待されたそう。そんな家庭背景もあってか、大学を卒業し就職後まもなく、自由を求めて米国に移住しました。小さい頃よく日本のアニメを見たそう。
【どんな動画?】
・「台湾は事実上独立してる」と客観的事実を別の動画で述べたところ、台湾メディアで紹介され中国国内で大炎上して参っている動画です(2018)。この時は米国移住して間もない時期。彼はこれで腹をくくったらしく、現在まで主に反共youtuberとして活動しています。VOAやRFAでも動画が紹介されたことがあります。
・彼の動画のパターンは主に①移民としての日々の生活について語る②共産党と愛国主義者を罵倒する③華人の友達をインタビューとなってます。
【Lita39のツボ】
・この方はやたら正直ではっきりものを言います。性格がのびのびしてて、撮影中も「みて!鳥がいる」とか「お、今すごくナイスボディな女性が通った」など、普通か!とツッコミを入れたくなるほど素でやってます。それでこっちも親戚の子の成長を見守るような気持ちになってくるんですよね。
・今回紹介した動画は米国移住初期のころですが、最近ではいろんな経験を経て顔つきが精悍になってきました。いままさに若者が自分の道を切り開いている、そんなリアリティ番組としてまぶしい気持ちで視聴してます。
・「中国人が米国に移住」というとお金持ちのイメージがありましたが、彼は農村出身で、純粋に自由な社会で生きたくて移住しました。収入面では中国にいたほうがずっと良かったそうです。インタビューシリーズに出演する友人もエリート階級ではなく、普通のレストラン店員とかなんですよね。見ててほっこりします。
・中国には確かに共産党ラブの愛国主義者もいますが、こういう「共産党マジ最悪だからお前らはやく目を覚ませ!」と訴える若者もおります。天安門世代の知識人亡命者が「大衆に告ぐ」という感じで理論的に共産党を批判するのに対し、彼は「愛国主義者どもよ、お前らにこの自由があるか」とコーラの大サイズをすするという、なんとも庶民的なアピール。コーラは中国にもあるけどね、たぶん彼にとって自由の象徴なんです。等身大です。だからLita39も大好き。米国を理想化してるとこもあるけど、今後の成長が楽しみです。

以上「米国に移民した中国青年の成長を親戚の気持ちになって見守ってしまう★大聖」でした。


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