中古ゲームという優しい選択肢
高校生の時に初めて中古のゲームソフトを買いました。
それまではいつも家電量販店に行き、自分で買うか親にねだって買ってもらっていました。
高校生までの私には中古でゲームを買うという選択肢がありませんでした。
というのも高校生以下は中古でゲームを買うことができないと勘違いしていたからです。
実際には高校生以下だと保護者同伴なしで売ることはできませんが、買うこと自体はできるということでした。
勘違いをしていたので、それまで中古ゲームショップに足を運んだことがありませんでした。
ただ、友人が中古でゲームを買っているという話を聞き、初めて中古ゲームショップに足を踏み入れました。
お店でゲームソフトの価格を見ると、衝撃が走りました。
こんなに安く買えるのか!と。
価格の安さに心を弾ませましたが、一方で少し躊躇う気持ちも同時に生まれました。
安いということはどこか不具合があるというようなことではないかと。
そんな懸念をいただきながらも価格の魅力が勝るという脳内会議で結論が出て、中古のゲームソフトを買うことにしました。
買ってみると多少の傷などがついていましたが、ゲームの中身には問題ありません。
遊び始めてしばらく経つとどれが新品で買ったものなのか、中古で買ったものなのかは全くわからないレベルです。
ゲーム内のキャラクター達はどんな経緯で手に入ったかなんて気にも留めず、ゲームの主が代わってもきちんと従順に動いてくれました。
私にとっては通常より安くゲームソフトが手に入っているだけの話ですが、地球的な視点から考えるとほんの少しだけでもゴミの削減に繋がっているかもしれません。
楽しくゲームで遊んでいるだけでも限られた資源を有効に循環させているのに一役買っていると考えると少しだけ気分が良くなります。
先日、ブックオフさんがリユースやリサイクルによって、年間約20万トンのCO2の削減を実現されたようです。(23年5月期決算説明資料より)
20万トンというとなかなかピンときませんが、調べてみると東京タワーが約4000トンとのことです。
そうすると20万トンは東京タワー約50個分に相当します。
毎年各都道府県にランドマークとなるタワーが立つくらいのインパクトということです。
中古のゲームソフトで遊ぶことで、自分の財布にも地球環境にも優しいと自分に言い聞かせ、今日も中古で買ったゲームに没頭するのでした。
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