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がんを経験してプラスになったこと①

 がんにはならない方がいい。これは言うまでもないこと。病気は不安だし、体に傷もつくし、家族も大変。お金も時間もかかるし。でも、「転んでもただでは起きない」をモットーとしている(?!)私は、あえて「がんを経験してプラスになったこと」を上げてみたいと思います!!

1.みんな色々事情を抱えている、ということに気づけた:自分ががんになったことを職場の同僚や上司に伝えた所、「私の叔母もね…」「妹も甲状腺の手術したの!」「父親が何度かがんをやっていて…」「実は私も…」と闘病経験者やその家族の多いこと!私が気づかなかっただけで、世の中にはこんなに闘病している人が多かったのか!!と衝撃を受けました。私も、今は術前と同じ生活に戻っているし、他の人から見ればがん経験者と気づかれないでしょう。でも、外から見て気づかないからといって、何も問題がないわけではない、という当たり前のことに気づくことができて、本当に良かったと思います。病気だけではなく、家族の問題、不妊治療、性的マイノリティ、経済的な問題など、外見からはわからない事情はたくさんあります。これからの人生で「みんなは幸せなのに、私ばっかり大変…」というような悲劇のヒロインにならずに済みそうです。私も大変なことはあるけど、みんなみんなそれぞれ大変!!!お互いの問題を、完全に理解することはできないかもしれないけれど、「お互い大変ですね…」という気持ちで、協力しながら生きていけたらいいな、と思います。

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