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Singapore / Curated Records

アセアンの音楽って、例えばタイとかインドネシアとか、昔の音楽とか今のインディシーンとか全般的に盛り上がっていて、レコード屋さんもそんなカルチャーを支えるようにアセアン各国に素敵なお店がある。でも、シンガポールには音楽シーンはあるけど、レコードカルチャーはないかもしれない。

Curated Recordsは新譜中心の店で、比較的新しめのロックとかポップスとか(例えばブルーノ・マーズとか。これで品揃えが大体わかるかもしれないですね)が主たるラインナップだと思います。でも東京に住んでるならここで買う必要はおそらくない。でもお店の雰囲気は悪くなかった。だから本当はもっとインディとか置きたいけど、そんなの誰も見向きもしないから置けないとか、そういうことかもしれない。

シンガポールとしての歴史は長くないにせよ、その前からの歴史を考えれば、文化そのものは十分な蓄積があるはずだし、実際シンガポールのローカルな街並みには他のアセアンのそれと似た雰囲気もある。若いインディーシーンもある。あとはお金持ちや国がこっちを向くか。向かなそう。シンガポールに遊びに行ったときに東京の街並みを思い出したんだけど、文化的には東京とは違う。東京もお金持ちや国がそっちを向いてるかは微妙だけど、そういう人たちがそっちを向かなくてもやっていける土壌がある。というか、東京でそういう人たちがそっちを向いてしまったら、今の東京とは変わってしまうのかもしれないけど。

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