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搾乳にまつわる思い出と我が家のミルク事情


リスナー&事務局のひろみです。

出産1か月後くらいのとき、夜中あまりにも子どもが寝てくれないので
おっぱいが足りていないのでは?と思い、明け方4時過ぎに搾乳したところ、110ml取れて「貧乳でも結構出るじゃない~」と一人で嬉しくなったのを覚えています。あんまり感動して思わず記念写真を撮ったほど。

母乳が足りているのか、ミルクを足した方がよいのか?は、私の中でいつも葛藤がありました。

夫は元妻との間の上の三人の子は全員ミルクで育てていて、ミルクをあげるのが当然!と思っていたため、「母乳メインで育てたい」という私の意志は理解してくれるものの「ミルクも追加する」ことが当たり前の前提条件のようになっていました。


あるとき、あかちゃんが哺乳瓶を受け付けなくなったときはえらく心配して「そんなことがあるのか!?相談ダイヤル電話に問い合わせしろ」
と言われ、私は「よく聞く話だけどな~」と思いつつ、実際に大丈夫か問い合わせしたことがあります。

「あかちゃんは、母乳が足りていなくて本当にお腹がすいたら、また哺乳瓶の乳首からミルクを飲みますから大丈夫ですよ」

と電話で言われ、それを夫に伝えたところ、彼は妙に納得して
「あかちゃんの本能、生きる力」を信じ、安心したようでした。


結局、母乳メインにしながら、当時ハイティーンだったあかちゃんの異母兄たちにもミルクをあげる経験をしてほしくて、適当にミルクを混ぜ子育てしました。母乳を搾乳して冷凍して哺乳瓶であげる、ということも考えられたけど、解凍作業など彼らに説明するのも面倒だし、実際、母乳が潤沢だった時期も短く、市販のミルクを使わせてもらいました。

「私はかんぼ」とどこか誇らしげに言う「完全母乳」で育てるママ友の話を聞くと正直やっぱり今でも羨ましく思いますが、うちの場合はそこにこだわるより、ミルクを取り入れて周囲のみんなが「授乳する」という経験を持てたことも代えがたいと思っています。

(授乳の喜びっておむつ替えの喜びとは比較にならないし、高校生の男子があかちゃんにミルクをあげる経験ってなかなかないでしょう?)


北欧の方と国際結婚した知人は

「夫はやはりミルクを併用するのが当たり前と思っていて私は完全母乳にしたいのだけど、寝かしつけに添い乳をすると『自分が寝かしつけができなくなるからやめろ』と夫が言う」

と悩んでいました。


地域や時代が変わると何がいいか変わってくる。
そもそも「何がいいか」ってどの角度から見るかで全然違う。
現実的にある選択肢の中から、できるだけ自分と周囲がハッピーになれる選択ができたらいいなと私は思います。

母乳?ミルク?併用? 

断乳?卒乳? 

おしゃぶりは使っていいの?ワクチンはどうする?


子育て中は、養育者(≒まだまだ多くの場合は、ママ)の判断に任される選択がいっぱい。

周囲の意見に振り回されず、でも、ただはねつけるのでもなく、一つ一つ納得のいく気持ちのいい選択が増えますように。

(2021年3月9日の記事より)


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