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授業で使えるテッパン発問

高校公民科の授業実践を綴っています。教員向けに授業方法や授業内容について発信しています。

授業には発問が欠かせない。先生がひたすら説明する授業は、生徒の集中力がもたない。アウトプットを促す活動が必要だ。受け身で話を聞くだけでは、学習の定着もよくない。教員は生徒に問いかけよう。
教室には40人が集う。なるべく多くの生徒たちと対話的に進めたい。クイズのような正解を問う投げかけは一瞬で終了してしまう。もちろんなかなか正解が出ないタイプのクイズは盛り上がるので、クイズもありだ。

多くの生徒たちに答えさせたい。答えがたくさんある発問なら、列ごとに順番に次々と指名して、「それもあるね!ほかには?」と言って、どんどん答えさせられる。

イギリスといえば?
イギリスといえば何がある?
何を連想する?何が思い浮かぶ?

産業革命はどこから始まった?と確認してイギリスと答えさせる。その後、イギリスといえば?と問う。今のイギリス、昔のイギリス、何でもいい。何かイギリスに関係していればいい。

ロンドン、サッカーチーム、有名人、紅茶、建物、英語、首相、国王、地名などいろいろ生徒たちから答えが出てくる。

あとは、教員の知識と結びつけて補えばいい。
本初子午線、グリニッジ
中東、極東って、イギリス目線
マンチェスターは綿織物工業で栄えた
グレートブリテン、UK
アメリカはイギリスから独立した

ぜひ公民科の授業では、ビッグベンを取り上げたい。時計塔という観光名所だけではない。国会議事堂であり、ウェストミンスター寺院が隣接している。生徒がイギリスと言えば?に答えてビッグベンと言ってくれたなら、関連を話せる。
政治の中心を国王から内閣に移したから、強国になった。国王はキリスト教の頂点でもある。紅茶や鉄道などイギリス由来の知識は多くあり、どれも取り上げやすい。

イギリスと言えば何?と問うて生徒全員に答えさせよう。重複しても思いついたことを言わせるのが大事だ。



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