品質向上のカギとなる「疑問を持つ」ことの大切さ
吉田さんは、QAエンジニアとしての経験はありませんでしたが、TQM(Total Quality Management)部に異動して数か月後にはテスト設計を担当するほどキャッチアップのスピードが早く、今ではテスト設計からテスト実施まで一貫したテスト業務を担当されています。
今回は、QAエンジニアとして働く上で感じたやりがいや日常の業務で意識していること、苦労エピソードなどをお伺いしました。
やったことのないテスト業務への挑戦
――はじめに、吉田さんの現在の業務内容を教えていただけますか?
TQM部という部署で、L is Bサービスをリリースする前のテスト工程におけるテスト仕様書の作成とテスト実施を担当しています。テスト仕様書は、ボタンを押すなどいろいろなチェック項目があり、テスターさんがテスト実施をするために確認する資料です。
現在、私が担当しているプロダクトは、direct Smart Working Solution(SWS)とナレッジ動画、direct bot RENTALです。
――テスト設計からテスト実施、さらには複数のプロダクトのテストをご担当されているのですね。吉田さんは約1年前にTQM部に異動されたと思うのですが、どのように業務内容をキャッチアップしていったのでしょうか?
TQM部に異動して初めの頃はSWSのテスト実施をしていました。実際にテスト実施をしてみて、私のSWSの仕様理解がまだ足りないと感じました。ですので、仕様理解を深めながらテスト実施を進めていました。
それから3〜4か月後にはテスト仕様書の作成も担当するようになりました。それまでは、TQM部の先輩がSWSのテスト仕様書を作成していたのですが、先輩からテスト仕様書の作成方法、テスト仕様書を作るための技法や考え方などを教えてもらいました。
L is Bに入社する前はSIerでエンジニアとして1年半ほど働いていたので、開発したシステムがちゃんと動くか確認するための単体テストの経験はありました。リリース前のテスト設計やテスト実施をしっかりやったことはなかったので、ほぼ未経験で大変でした。
QAエンジニアとして働いて痛感した「疑問を持つ」ということの大切さ
――TQM部に異動してから、印象に残っているお仕事を一つ教えていただけますか?
やはりSWSのテストですね。SWSのテストはTQM部に異動してきてからずっと担当しているので、私にとって一番思い入れのあるサービスです。
お客様からご要望をいただくことの多いサービスなので、リリースの頻度が他のサービスと比べると多く、リリースまでのスケジュールも少しタイトでテストも大変だった記憶があります。
業務上、開発エンジニアのみなさんとのやりとりが多いのですが、お客様からの期待を超えようと頑張っている開発エンジニアの様子を見て、私もQAエンジニアとして不具合がない状態でお客様の手元に届けるということを意識していました。
大変でしたが、テストをすればするほどSWSに対する愛着が湧きました。
――お話されている様子からSWSに対する愛を感じました。サービスに対して愛着が湧くのは素敵ですね。ちなみに、テストをする上で吉田さんが気をつけていることや意識していることは何でしょうか?
「疑問を持つ」ことです。
例えば、仕様はこれで合ってるのかなという疑問をそのままにして、自分の理解だけで進めてしまうと正しい動作をしているかどうかの判断ができないため、不具合は見つけられないと思っています。
ですので、「疑問を持つ」ということは仕事をする上でかなり意識をしていています。少しでも「あれ?」と思ったことは、TQM部の先輩に聞いたり、開発エンジニアの方に聞くようにして、認識の齟齬がないように気をつけています。
繰り返しになってしまいますが、QAエンジニアとして重要なことは、「疑問を持ってその疑問を発信すること」だと私は思っています。
――TQM部の業務でうまくいかなかった事はありますか?
お客様からのお問い合わせで不具合に気づいてしまったことがありました。原因はテスト項目のパターン漏れだったので、不具合発生時にテストケースを作成し、なぜリリース前のテスト仕様書作成時にこのパターンを想定できなかったのか原因を追及し、同じミスを繰り返さないようにしています。
あとは、不具合として開発エンジニアに報告をして、調査してもらったが、私が作成したテスト条件のパターンがあまり良くなくて不具合ではなかったということがありました。
開発エンジニアの方には、調査のための時間を使わせてしまったので反省をしています。
ただ、不具合かな?どっちかな?という曖昧な状態でリリースをしてしまって、お客様の手元に届いた時にやっぱり不具合だったということのないように、仕様をきちんと理解した上で迷ったり疑問に思ったことは調査をしてはっきりさせていきたいと思っています。
――曖昧な状態ではなく、安心して利用してもらえる状態でお客様にご利用いただきたいですよね。ちなみに、TQM部に異動してから自分の成長を感じた瞬間ってありますか?
テスト仕様書を作成できるようになったことです。これまでテスト仕様書を作成したことがなかったので、テスト設計からテスト実施までできるようになったことは、自分にとって大きな成長だと思っています。
個人的にはテスト設計の仕事は自分に合っている気がします。単純作業ではなくて、いろいろと思考を働かせなければならないので、そこが面白いと感じています。
例えば、同値分割というテスト技法を用いて、似たようなテストケースをまとめてみたりして、想定されるパターンを網羅できたなと感じることができるととても達成感を感じます。
自身のQAエンジニアとしてのスキルもL is Bサービスの品質もより向上させたい
――吉田さんの今後の目標について教えてください。
テスト仕様書の作成スピードを上げて、漏れなく作成していきたいです。
まだまだテスト仕様書の作成に時間がかかっているので、もっとスピードを上げていきたいと思っています。
また、作成したテスト仕様書をTQM部の先輩からレビューしてもらうと、漏れや想定できなかったパターンが見つかるので、テスト仕様書の質も上げていきたいです。
あとは、QAエンジニアの育成もやってみたいです。テスト設計ができる人を増やして、L is Bのサービスの品質をより向上させていきたいです。
――自身のスキルも品質も向上させていきたいという想いをお持ちなのですね。ちなみに、吉田さんが一緒に働きたい人はどんな人ですか?
「疑問を持ってその疑問を発信すること」ができる人と一緒に働きたいです。先ほども申し上げましたが、これは本当にQAエンジニアとして意識しなければならないことだと思っています。
また、テスト自動化の仕組み作りをTQM部内で取り組んでいるので、業務効率化のための仕組み作りに興味のある人と一緒に働きたいですね。
自動化の仕組み作りについては、別のnote記事で紹介をしているのでご興味のある方は見てみてください。
――最後に、L is Bの選考を受けようと思っている人へのメッセージをお願いします!
私もTQM部に異動してきて未経験からテスト設計やテスト実施を担当しているので、QAエンジニアとしてキャリアを積み上げていきたいという気持ちをお持ちの方はぜひ応募してみてください。
L is Bのサービスはお客様の役に立っているものだと思っているので、私たちとサービスの品質を一緒に上げていきましょう!
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