やったやった、終わった

みなさん、こんにちは。
半年かけて心血を注いでいた修論が、２日前にようやく終わりました。

テーマは日本のサーキュラー・エコノミーのディスコースについて。華々しく政策やビジネスに取り入れられ始めたサーキュラーエコノミーという「資源を循環させ続けて、汚染を減らして、サステナブルな社会経済を目指す」という概念が、どのような語られ方をされているのか、そこにある問題はなんなのか、を探求しました。

たびたび、「この研究、本当に形になるのかしら」、と心が折れそうになりました。１月にコロナにかかって帰国が３週間遅くなってしまった時は、予定通りに終わらせられないんじゃないかととても不安になりました。

でも、終わったのです。無事に論文を提出して、教授たちの前でプレゼンテーションをして、あたふたしながら質疑応答をして。"You are officially done!"の教授の言葉に、実感のない気の抜けた笑顔を向けました。

ほんとに、終わったのか。２０２０年の９月から、異国の地で、慣れない英語で、なじみのない学問と授業スタイルについていくのに必死でした。わたしにとっては、この留学はラクなものでは全くありませんでした。もがいてもがいて、たくさんのことを学んだ２年間。

まあ、スコアを終わって卒業が確定するまでは、安心しきれないんですけどね。

そして、これからはオランダで生き抜くためのオランダ語の習得と仕事さがしがプライオリティになります。
今朝、さっそくオランダ語のクラス分けテストを受けてきました。新しい単語を発明しながら、苦心してどうにか空欄を埋めてやりました。うーん。希望のA2のクラスに入れますように。
仕事探しもぼちぼち始めないと。同じ修士出身の人から、長い間頑張って探しても全然見つからなかったという話を聞くので、そう簡単にはいかないだろうと思っています。うーん、まあ気を揉んでもしかたない。

半年間わたしの頭の８割を占めていた修論とおさらばした今、わたしの脳はまだ事実をちゃんと受け入れられていないようです。もう研究をしなくていいなんて、ほんとかいな。でも、体は正直で、昨日今日と朝布団からなかなか出られませんでした。疲れてたのね。お疲れさま。

学業も一区切りついたので、今週末からオーストリアに小旅行に行ってきます。あこがれのヨーロッパの山々を歩いてやるんだ。

日本は暑い日が続いているそうで、ご自愛くださいね。
ではでは、また。