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3学期を振り返る

こんにちは、りさです。
ごぶさたしてます。みなさん元気にしてますか?
勉強で精神的に追い詰められていたり、なにか記事になるようなことがあるかしらと逡巡したりしているうちに、定期的にものを書くということから離れてしまっていました。

ちょっと振り返り

さて、昨年9月から始めた大学院ですが、ついに4期目に入りました。ちなみにわたしのプログラム(ユトレヒト大学、Sustainable Develpment専攻)は4学期制です。なので、これが1年目の最終学期。

① 生活
右も左もわからず毎日を生き抜いていたころと比べて、だいぶ余裕が出てきた感じがします。日常的な暮らしで困ることはなくなったし、英語も(まだまだだけど)上達してきているし、授業の内容も「???」なんて状態になることは少なくなってきました。そんなわけで、オンラインで日本語を教え始めたり、お絵描きしたり、仲よくしている人たちと遊んだり、地域のコミュニティガーデンのお手伝いをしたりと新しいことに手を伸ばし始めています。4月にキャンパスから市内に越してきて、オランダ人のシェアメイトと一緒に暮らし始めたのもいい刺激になっています。

② 勉強
さて勉強に関しては、ダメだなあと思うことばかりです。3学期目は自主学習が主で、だいぶ苦戦しました。日々のクラスでも、ちゃんと自分の意見を発言できていません。サブグループで話し合うときやフィードバックをするときはだんだんと筋立てて話ができるようになったなと思うんですが(12月ごろまではわりと支離滅裂なことを言っていた)、クラス全体となるとまだまだです。みんながみんながディベートに参加しているかといえばそうではないんですが、一向に自分の考えを提示したり議論に貢献できていない自分に腹立たしさを感じます。といっても、現状を変えるためになにか一所懸命取り組んでいるというわけでもなく、ぬるま湯状態にいるような感じです。せっかく留学という道を選んで、究めたい道をすすんでいるんだから、もっと自主的に学ばないとなあ。

自主的に学ぶ=自分の考えを述べる、という図式は西洋に起源があるかもしれませんが、大学院レベルでは世界共通ではないかと思います。日本の大学(仕事)では求められなかった領域ですが、ここではそうしたスキルが求められているとひしひし感じています。能動的であるほうが学びは多いことは体験的に知っているので、もっと体当たりしていかなきゃと思います。

何を学んだか?

このプログラムで今まで何を学んだか。ざくっと一言で言えるもんじゃないなと思うんですが、抽象的にいうなれば、「自分はまだ何も知らない」ということです。

サステナビリティについて勉強しているものの、サステナビリティがなんのこっちゃいまだにわかりません。というのは、この用語の包含する範囲が広いということもありますが、どう定義するかも多岐にわたっていて、「これ」と示すことができないのです。というか、示すことはできますが、一つに限定することで他のたくさんの意味がこぼれ落ちてしまうのです。なんだか哲学的な話をして逃げている感じですが、じっさい、日々形而上学的なふわふわしたものと空中戦しているような感覚です(そして毎回打ちのめされる)。

3学期目までは比較的Sustainable Developmentの理論的なところを学んできたというのも、その「空中戦」たる所以かもしれません。そもそも持続可能性って何、とか、持続可能な開発なんてありえるの、とか、様々なケースをどんなフレームワークで分析して評価するの、とか。地に足つけて持続可能性について考えてきた身としては頭がぶっとびました。実践が大事なのは言うまでもありませんが、一方で学術領域が積み上げてきた知識や視点がないと、あまりに複雑すぎるこの世界を明晰にとらえることはできません。

勉強楽しんでるかいと問われるたびに、「へへへ…」としょうもない笑みを浮かべ、二言目には「ツラい」とつぶやいているわたしですが、一つたしかに言えるのは、進学を選んでよかったということです。学術領域がこんなに奥深くて社会と深い関わりをもっているなんて、大学院に進むまで知りませんでした。世界は本当に広いなあ。すごいや。まだめでたく修了したわけではないので、振り返っている暇もないはずなんですけど。

これから何をしたいか?

いい質問です。わかりません。わからないなりに、漠然と考えてみます。

Sustainable Developmentの基礎的な知識を得て、社会科学的な問題へのアプローチ方法をいくつか学んだ今、どこにフォーカスを置くかを考える段階に来ています。サステナビリティというとあまりに幅広い分野(「宇宙工学」とか「フランス文学」みたいのもの)なので、分野を絞る必要があるのです。いったん視野を広げてみたものの、やっぱり自分の興味は「廃棄物」および「資源」の有効活用にあるなと感じています。さらに狭めるなら、サーキュラーエコノミーの実践がどう行われているか、どのように評価できるか。じっさいに研究するには時間軸と場所をさらに狭める必要がありますが、大体こんな感じです。とかいって3か月後にはまったく関係のないことを言っている可能性もあります。

また、来年度の卒論執筆そしてその先の就職のことを見据えて、いまのうちにインターンをしたいと思っています。今日ちょうど、廃棄物処理をしている会社にインターンについて問い合わせをしてみました。あとは企業のCSR関連を専門としている先生に、なにか機会がないか聞いてみるつもりです。やっぱり何かしら行動を起こさないと、なにも生まれないですね。とくに夏休みは日本に帰るつもりもなく予定も特にないので、フルに活かしたいところです。

将来のことを考えると途方に暮れることがあります。基本的に楽観主義者ですが、なにも努力をしていないのになんでも得られるとは思っていないので、何もできていない自分にイライラすることがよくあります。とはいえ、日々を生き抜くためになんだかんだ頑張っている自分もそこにいるわけで、自分に厳しくしすぎないことも大事だと思っています。友だちがよく言うんですが、”Don't be too harsh on yourself"というマインドです。

引き続き頑張ります

たいしたひねりもないコメントですが、引き続き頑張ります。楽しみます。学びまくります。ええい、モチベーションあげていくぞう。

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