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熱気球と停電

こんにちは、りさです。
今日は日曜日です。部屋から一歩も出ず、課題のテキストを読んだりごはんを作ったりしていました。

ちなみに本日はミニじゃがいも500g分を一気に茹でて、トマトやチーズで味付けをして昼と夜で食べました。運動もしてないのに1日で食べる量じゃなかったかな。ともかく、満足です。

電気が止まった

昨日のことです。夕方6時半ごろ、ご飯を食べ終わって部屋でテキストを読んでいました。しばらくしてふと部屋の電気をつけようとすると、付かない。ブレーカーが落ちたかな?と思い操作するも、やっぱりだめ。

あれれ、と思って共用スペースに出ると、誰も電気が止まったなどと騒いではいないものの、数人が集まって話しています。

「もしかして、電気止まってる?」
テーブルに座っていた二人にそう訊ねると、もう何度も答えてきたような様子で「そうみたい。建物全体」との返答。

あらまー。
まだ外は明るいけど、電気がないと冷蔵庫も機能しないし料理もできない。さらにネットも使えないから、デジタル世代まっさかりの学生にとっては痛手です。
誰かがすでに管理会社に連絡してくれたそうですが、休日ということもあって対応してくれてるんだかなんだかよくわからず。

まあこんなこともあるかぁ、と思って部屋に帰ろうとすると、「どこから来たの?」と話かけられ、なんだかんだ隣に腰掛けて話すことに。共用スペースにいると、入れ替わり立ち替わりたくさんの住人がやってきます。合言葉は「電気、止まってるよね」。

空を横切るもの

それぞれの出身の国のことや勉強のことを話していると、窓からあるものが見えました。

熱気球です。しかもたくさん!
窓辺に近寄って、みんなで幻想的な風景を眺めます。ゆったりと、右から左に流れていく気球たち。まるでマグリットの絵を鑑賞しているみたい。
なんだかつくづく変な日だなあ。

住人たちと話してみると、フレンドリーでとても親近感が湧きました。夜中まで集まってガヤガヤしていたのを横目に見ていた時は仲良くなれる気がしなかったのだけど。

こうして、不思議なことに「停電」という不運を通じて、はじめてアパートの住人たちと交流することができたわけです。
日が暮れてからもビールを飲んだりキャンドルを灯しておしゃべりをしていると、前触れもなくパッと電気が付きました。
まぶしい。暗闇でよく見えなかったみんなの顔もちゃんと見えます。
そんなこんなで「停電の会」もお開き。10時過ぎ、電気も復旧したし住人とも交流できたしでほっこりした気持ちで自分の部屋に戻りました。

アパートのWhatsappグループにも入れてもらったし(LINEみたいなSNSで、学生はことあるごとにすぐグループをつくる)、これからはもう少し彼らとも仲良くしたいなと思うのでした。


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