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株式会社設立のご報告

皆さん、こんにちは!
株式会社Pamoja na Africa代表取締役の三関理沙です。
今日から自己紹介も変わりました!

2024年6月5日、
株式会社Pamoja na Africaを設立しました
。たくさんの方に支えられて、手続きが終わりました!

思い立ったら、止められない私


私がやりたい障害のある子どもの家族の支援は、ソーシャルビジネスがベストソリューションかもしれないと思った2022年11月。
そこから会社設立まで1年以上かかってしまいました。でも、起業に興味全くなかった私が1年7ヶ月で、会社設立まで覚悟できたのは、周りの強くて深い支援のおかげです。
まだスタートにも立ってない気もしますが、多くの方に感謝します。

2022年11月
ルワンダでKISEKIの山田美緒さんに出逢う。
→美緒さんの話は、理屈でも流行りでもない話で、すべてが新鮮だった。かっこよかった。すぐに私のロールモデルになった。

2023年2月
ボーダレスアカデミーに参加
ケニア•タンザニアへの視察。
→スワヒリ語を活かせる国としてタンザニアも検討してみたけど、文化や価値観が全然違って、ケニアで事業をすることを決意。

2023年9月
ケニアへの視察。
協力隊の先輩で薬師川さんがかなり丁寧にメンタリングしてくれた。8年もケニアの現場でやってる薬師川さんの言葉は深いし、視点も他の人と全然違っていた。

2023年10月末
在ジンバブエ日本国大使館 草の根委嘱員 退職
→やっぱり起業する時に1番心配なのがお金。仕事を辞めて、フリーになる勇気。ボーダレスアカデミーのすーさんに「覚悟」とは何かいつも問われてたプレッシャーが私にはプラスに動いた。

2023年11月
ケニアへ移住
→ナイロビを拠点に。
マトマイニチルドレンセンターの菊本さん親子や現場のスタッフ、お母さんたちにお世話になりました。ケニアで羊毛をどうやって扱うのかを教えてもらい、最初の土台を作るのことができました。

2023年12月
マチャコス県で3人のお母さんの研修を開始。
→たまたま再開したケニア人の友人が、手伝ってくれてマチャコスのマシーで研修を始めることに。ダンカンがいなかったら、こんなにスムーズに事業が立ち上がらなかったと思う。

2024年2月
ナイロビからマチャコスに拠点を引っ越し。
村のグループと共同開始。
特別支援学級と共同開始。
クラウドファンディングスタート
→ナイロビ拠点をやめて、マチャコス県で事業を広めることを決意。クラウドファンディングで、事業資金を集めることにした。初日からたくさんの方が支援をくれて感動で泣いた。

2024年3月
クラウドファンディングで200名、178万円を達成!
→目標の200万円に少し届かなかったものの、たくさんの人に支援を頂いた。何年も会ってない友人や初めましての方。支援してくれる方のの輪ができて、自分は本当に幸運だなと感じた。

2024年4月
日本での初めての販売。
フェルト作家さんzoozさんでの修行
福岡での初めの講演会。
→日本でフェルト作家さんとの協働に向け、動く。現地で色々悩んでいた羊毛の問題も一気に解決。もっといろんな人に相談すればよかったのさと気付く。

2024年5月
フェルト作家さんzoozさんでの修行。
東京、佐野で初めての講演会。
→講演会でたくさんの人が参加して、商品を買ってくれた。よく考えたらすごいことだなの改めて感じる。初めての販売にもたくさんの人がボランティアで駆けつけてくれ、売れない販売ながらもいろんなアドバイスをもらえた。

2024年6月
6月5日株式会社Pamoja na Africaを設立。
→会社の設立時に、トラブル。自分で行政書士みたいな作業をしなければいけなくて、わからなくて、急がなきゃいけなくて、パソコンを何回折りたくなったか、、、。すごいストレスだったけど、日本滞在中に大きなタスクが完了してよかった!

明日から!
2024年6-9月はひたすら生産体制を整えることと、ケニアでの販売をスタートします!

私がやりたいこと

ミッション
障害を理由に捨てられる子どもをゼロにする

私はこの会社を社会解決のための手段として、作りました。あくまで手段なので、ベストな選択肢が他に出てくれば変えることもあるだろうと思っています。ピボットしながら動いていかないのいけないのに、株式会社を設立というのは大きな覚悟でした。

任意団体や一般社団法人でも、いいのではないか。そう考えたこともありました。

でも、本気でビジネスで雇用を作るというのは、副業で始められるようなことではないし、リスクを抑えてなんてできないと、ボーダレスアカデミーで学びました。

やりたいことが数人雇いたいなら、好きな形態でビジネスすればいい。でも、社会的なインパクト、社会的に大きく変化を起こせるような事業を作るというのは、規模感やスピード感が必要だと何度もボーダレスアカデミーで言われました。

私は、ケニアで2296人の人に仕事を作ることを目標にしています。最低でも、年間7億の売り上げが必要になります。

そうなると、個人事業主で販売しよう•••という発想にはなれませんでした。リスクを少なく小さい規模で始めることは大切です。ですが、

「個人事業主始めれば、個人事業主の規模感しか出せないよ」

と、言われたアドバイスが心に響きました。最初が小さいとそれ以上に成長しないと。

そういった理由も含め、以下の理由から、株式会社にしました。
◯社会的に信頼のある株式会社の方が営業しやすい。
◯今後、投資を受けることも考えたい。パートナーになる他の取締役を迎えたい。
◯ビジネスとして利益を出して、私のお給与も出せることを前提としたい。

会社概要

会社名:株式会社Pamoja na Africa
本社:栃木県佐野市
設立日:2024年6月5日
代表取締役:三関理沙
会社ホームページ:https://pamojaafrica.base.shop/
インスタ:https://www.instagram.com/pamoja_na_africa/
X:https://x.com/PamojaNaAfrica
ロゴ:2つの丸のモチーフは、二つの意味があります。一つ目は、子どもと家族です。障害のある子どもをお母さんが抱き上げているようなイメージです。二つ目は、羊毛です。手作業で水と石鹸でひたすら羊毛を擦っていくときの羊毛のように見えます。

当社ロゴ

ロゴはボーダレスアカデミーを同期で卒業したのっちこと、にお願いしました。丁寧なヒアリングの元に、私の想いを込めたロゴになりました。

事業内容


一つ目の事業は、羊毛を使った商品の販売です。今後、どんどん新しい事業も作っていきます。それは仕事を作っていくために、どんどん増やす必要があると思っています。

現在はマチャコス県で実施している羊毛の商品作りの体制を作っていくことが最優先です。各地域で私のミッションに共感してくれたリーダーに紹介してもらい、障害のある子どもと住む家族が研修を受け、働きに来ています。現在、3グループあります。各グループは各地域の場所に集まり、作業しています。

準備


羊毛をカットする、羊毛を洗う、乾燥させる、ゴミを取り除く、カーディングする、たくさんの工程を経て、やっと商品を作るための羊毛が出来上がります。
色を付けたい場合は、染色の作業も入ってきます。

フェルト化


そこから、数時間、時には1日かけて、水と石鹸を使い、羊毛をフェルト化させます。ここでは、かなりの体力が必要になります。日本の作家さんは口を揃えて、「水フェルトをする人は体育会系」なんて言われたりもします。

仕上げ


ニードルと呼ばれる尖った針で羊毛を刺し、デザインを入れていきます。商品によってかなり異なり、細かい作業です。丁寧な作業が求められます。

ケニアの羊毛の魅力


「ケニア暑いから羊いないんじゃ?」

いえ、沢山います。ケニアも標高が高い地域があって、羊毛のための羊がたくさんいます。
が、ケニアで産出される羊毛は輸出用です。経済的な視点から見れば外貨獲得できて良いのかもしれませんが、ケニアに優れた原材料があるから、そこに付加価値をつけてケニアの商品を作るべきです!ケニアの良いところ伸ばしていきたい!というのもあります。ケニアでは羊毛を毛糸にして、ぬいぐるみ、ラグやブランケットを作ったりする方はいますが、水フェルトをする人は見たことがありません。日本ではよく知られている水フェルトですが、ケニアでは新しいというのも、面白いですね。

ケニアの羊毛は、雑種です。品種は混ざってしまったと聞いています。メリノという主流の品種に比べると、ごわつきがあります。腰が強く、フェルト化するのにも時間がかかります。そのため、手間がかかるものの、強度の高い商品を作ることができ、デザインもざっくりとした自然を感じる商品ができます!

日本のフェルト作家さんには、
「この風合いがケニアのワイルドなイメージと合ってるね」
と言ってもらえました!

皆さんにも実際にお手に取って、ケニアの羊毛で、ケニアの人々が作った商品を見ていただければと思います。

日本の販売は、株式会社Pamoja na Africaが行います。ケニアの活動は、現地のNGOがパートナーとなり、事業の管理や販売を担当します。現地の協力なくしては、出来ないことです。

これから2296人の雇用という大きな目標に向かって、毎日フル稼働で進んでいきたいと思います。

引き続き、Pamoja na Africaをよろしくお願いします。

代表取締役 三関理沙
愛称: りさぴょん


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