リリ

ここはわたしの日記帳。好きなものを好きなように書いているものの、気づいたら今日食べたご…

リリ

ここはわたしの日記帳。好きなものを好きなように書いているものの、気づいたら今日食べたごはんの話ばかりになっている。おいしいものを食べてしあわせに過ごしたい。

最近の記事

小さな幸せを積み重ねる

気づいたら2021年になって11日が経過し、今日は鏡開き。実家にいた時は母がお汁粉を作ってくれていたことを思い出す。お正月はおせち料理、鏡開きはお汁粉、節分はデザートに煎り豆、といったように、母は季節の行事に合わせた料理を出してくれていた。日本の古来からの習慣というものは、こういう一般家庭で受け継がれていくのだろう。私もそれを受け継いでいきたい、という気持ちだけはあるのだけど、自分が自分のためだけに作る料理はいつも味気ないものになってしまう。ちなみに今日の夜ごはんは、大根と白

    • 御堂筋とイルミネーションと横顔

      御堂筋イルミネーションが見たい、と最後のワガママを言った。昨年は見れなかったけど、一昨年も、その前の年も一緒に見た、あのキラキラ光る思いの詰まった御堂筋を。 大阪難波駅の長いエスカレーターを上がって地上に出て、紫色に染まった御堂筋をふたりで眺めた。「向こうに行ったら心斎橋だね」「せっかくだから歩こうか」手を繋いで、ゆっくりと歩き出す。時々写真を撮ってみるけれど、スマートフォンのレンズを通して見る世界は、裸眼とは全然違って見える。やっぱり写真家は偉大だ、と感心する。スマートフォ

      • 心の栄養に必要なもの

        昨日は小雨が降る中、上野駅へ。公園口がリニューアルしていてびっくりした。なんと使いやすくなったことか!公園へのアクセスが素晴らしい!と感動しながら向かった先は、国立西洋美術館。お目当ては、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展。開催を知った去年から楽しみにしていたところ、年明けから始まったコロナ禍で一時はどうなることかと心配になったこともあった。それでも日時指定制の導入&会期変更でなんとか開催してくださった関係者の皆様に心から感謝申し上げたい所存。 ところで「世界初開催!全61

        • カリフォルニア風ご飯とラテアート

          今日は荻窪で仕事があったので、お昼は久しぶりにお気に入りのカフェへ。お気に入り、といっても最近見つけたばかりなのでまだ数回しか足を運んでいないのだけど。居心地のいい椅子に座り、机に広げられたシーズンメニューを見てみたら夏のガパオライスはとうの昔に終わっており、温かい牛すじ煮込みシチューになっていた。カフェのシーズンメニューで季節を感じる、食いしん坊とは私のことだよ。牛すじ煮込みを頼むかちょっと迷ったけれどそれはもっと寒い日にとっておきたくなったので、今日はマグロやアボカド、ト

        小さな幸せを積み重ねる

          おいしいものは世界を救う

          昨日の健康診断は、病院に入った瞬間から嫌な予感しかしなかった。なんだろう、嫌な予感、としか言いようがないのだけど、とりあえずいいことはなさそうな気がした。第六感とでもいうのだろうか。 採血で席に通されたとき、担当の看護師さんから不安が伝わってきて、これはやばいぞ、と思ったら案の定、腕に針を刺してから数秒経っても血液が管を通らない。看護師さんの「痛いですか?」という質問にも、「はい、痛いです」としか言いようがない。私は採血をする知識がないから、この痛さが正しい痛さなのか正しくな

          おいしいものは世界を救う

          健康診断前夜、悪あがきは致しません

          明日は健康診断なので、今日は21時以降の飲食禁止。最後の悪あがきで山盛りのサラダでも食べようかと思ったけれど、普段の状態を診断してもらう必要があるんだ、そうだそうだ、と言い訳をして今日も普通にご飯を食べた。白米はおいしい。炊き立てのご飯にお醤油をちょっぴり垂らして海苔を巻いて食べるの、母がよくやっていた。母はそれを食べるたび「日本に生まれてよかったわ」とほほ笑んでいたのを思い出した。その通りだ。おこめもおしょうゆものりもおいしいって幸せだ。自分が食べたものでしか自分の体は作ら

          健康診断前夜、悪あがきは致しません

          雨上がりの新橋と大手まんぢゅう

          今日は仕事帰りに新橋へ。ちょうど夕方、都内はゲリラ豪雨に見舞われたのだけど、電車から降りたら見事に雨が上がっていた。運がいい。気分もいい。雨上がりはいろんなものが洗い流されて街がきれいな気がします。そして、ところどころにある水たまりをよけながら向かった先は、とっとり・おかやま新橋館。手土産にするための箱入りの大手まんぢゅうを目当てに行ったのだけど、見事に売り切れだった......。お店の人に尋ねたら、入荷は木曜とのこと。今回はそれでは間に合わないので、4個入りを購入。お取り置

          雨上がりの新橋と大手まんぢゅう

          アイスハニーカフェオレとジャーマンドック

          月曜の朝はちょっと早めに会社の最寄り駅に着いて、ドトールでモーニングをするのが日課。最近は、アイスハニーカフェオレとジャーマンドックを注文するのが定番になっている。あ、氷は少なめで。ジャーマンドックはいつもほんのりあたたかくて、猫舌の私にはちょうどいい温度。マスタードの量も辛すぎずちょうどいい。ストローで氷をカラカラいわせたあとに飲むアイスハニーカフェオレの冷たさも、寝ぼけた頭にはぴったり。 ジャーマンドックがあたたかいうちにぱくぱくと頬張ったあとは、飲み物を片手にスマホで

          アイスハニーカフェオレとジャーマンドック

          近そうでまだ遠い、大阪

          新大阪駅で降り、下りのエスカレーターに乗る瞬間、あ、大阪にきた、と実感する。ここでは、立ち止まる人が、右。東京とは真逆の街。たびたび大阪に来るようになって数年になる今でも、溢れかえる関西弁にはまだ慣れない。 鶴橋のホームに降り立って空気を吸った瞬間、焼肉のにおいが鼻腔をくすぐる。本当にこの駅だけまるごと焼肉のにおい。この日の夜は吉田でちょっといいお肉をご馳走になった。どのお肉を食べても美味しいからすごい。上塩タンが売り切れだったので、そのかわりに上ヘレを頼んだらこれが柔らかく

          近そうでまだ遠い、大阪

          危険なビーナス

          昨夜は寝る前に図書館で借りた東野圭吾の危険なビーナスを読んでいて、日付も変わったからそろそろ切り上げようかなと思ったところ、残りあと数十ページで怒涛の展開になっていき、結局最後まで一気に読んでしまった。おかげで寝不足である。こことここが繋がるのか!!とクライマックスに繋げていくあのスピード感がたまらなかった。これを連ドラにするのかー。どこまで映像にできるのか怖さ半分わくわく半分で見届けようと思います。

          危険なビーナス

          パスタとアイスティーのマリアージュ

          今日のランチはぴえもん。席にはアクリル板が置かれ、テーブルごとに飛沫防止シートがはってあり、半年前とはまったく違う景色でした。でもこれくらい対策してくれていると安心感がある。オーダーしたのは、本日のランチになっていたミートソース。久しぶりに食べたけど、ここのパスタはやっぱりおいしい。もちもちでボリューミー。そしてテーブルごとにアイスティーのピッチャーが置いてありセルフでコップに注いで飲むのだけど、これがさっぱりしていてパスタと素晴らしいマリアージュなのです。無糖の紅茶は食事に

          パスタとアイスティーのマリアージュ

          ドライカレーとコーヒーとプリン

          今日のランチはカフェハイチで。平たいお皿にぺたんと平たくのばされたご飯の上に、これまたぺたんと平たくのばされたドライカレー。このプレートが運ばれてきただけでわくわくする。端から少しずつスプーンを入れ、ドライカレーの岩盤を削るように食べていく。今日はなぜかいつもよりスパイシーに感じて、お皿の端っこにいる福神漬がナイスアシストをしてくれた。そのあとに飲むホットコーヒーと自家製プリンも最高。コーヒーには、ブランデーを数滴入れるのを忘れずに。ハイチのドライカレーはコーヒーを飲みながら

          ドライカレーとコーヒーとプリン

          タピオカミルクティーよりもほしいもの

          今日は仕事で原宿へ。観光客のいない竹下通り、半年も見ていたらそれが普通に思えてきてしまうからこわい。今まではド平日の昼間でもそれなりに人がいたのになあ。竹下通り入り口でスマホを掲げて写真撮影する人たちの画面にいかに入らないようにするかと気を付ける必要なんて全くない。いいのか悪いのか。外国人観光客と女子高生でごった返す竹下通りを通り抜けながら、歩きにくいと愚痴をこぼす日はまたやってくるのかな。そして私は流行りのドリンクスタンドのタピオカミルクティーではなく、ドラッグストアに入っ

          タピオカミルクティーよりもほしいもの

          Happy Birthday to Me

          あ、変わった。と、心の中で呟く。iPhoneのロック画面に大きく映し出された時計が「0:00」を映し出した。日付が変わって、今日は私の誕生日。0時を回った瞬間、シンデレラのように魔法がとけるわけではないし、ジャンプして「誕生日になった瞬間は地球にいなかった」などと言うわけでもない。一人暮らしの部屋で、パソコンの光に照らされながら、ただ静かにその日を迎えた。29歳になった。 子供のころ描いていた29歳はもっともっと大人で、たくさんのことを知っていて、バリバリ仕事をこなしていて

          Happy Birthday to Me