明日の私へ〜私とおばあちゃんの家のピアノの話〜

 こんばんは。イズです。
今日はいつもより暖かな1日でしたね。自電車を急いで漕いでいたら少し汗ばんで恥ずかしかったです。

 今日は、私と音楽好きのルーツについて話していこうかと思います。

 そういえば、昨日、クラシック音楽の話と好きな曲の話をしました。月の光の私なりの解釈をお話ししたのですが、その後どうしても聴きたくなって聞いて、やっぱり眠くなくなりました。それでも久しぶりに聞いたので楽しかったです。

 本題に戻ります。いつから音楽やクラシックに親しむようになったのか。

 おそらく3歳か4歳頃だと思います。私のおばあちゃんの家にはアップライトのピアノがあります。それをずっとおもちゃにして遊んでいました。そして、おばあちゃんの家には叔母さんも一緒に暮らしていたのですが、その叔母さんがずっとピアノを習っていて、弾いてくれたのがきっかけだと思います。
 最初は童謡とか子ども番組の歌とかだったと思います。その後、私がアニメを見ていたら、キャラクターが新体操でリボンを使って真似して踊っているのを見て、ピアノを弾いてくれしました。気に入っていたのは「乙女の祈り」と「エリーゼのために」だったと思います。あと、ベートーヴェンの「トルコ行進曲」。この辺りかなあ。他にもいろいろ弾いてもらったと思います。
 で、あまりに私が興味を持ったので、ピアノのおもちゃが付いている本を買ってもらって、そのピアノで遊んだり、おもちゃではなく実際のピアノで弾いて遊んだりしていました。今思うとすぐそこに遊べるピアノがあって、童謡、クラシックに関わらず弾いてくれる人がいるのはなんて贅沢な話なんだと思います。そのくらい、私にとって音楽とピアノは身近でおもちゃのような存在だったのだと思います。

 と、散々話してきましたが、私はピアノを習ったことがありません。習おうかなと思ったのですが、結局タイミングを逃しました。でもそれでよかったかなと思います。私にとってピアノはなんていうか、習って勉強するものではなくておもちゃだったから。たしかに、習っていればもっと弾けた、好きな曲を弾けたという思いもあります。しかし、習っていなかったからこそ自由に楽しめているのかなとも思います。難しい。幸いにも楽譜は読めるので、というか中高で吹奏楽部に入ったので読めるようになり、わからないなりに楽譜を追ったり、耳コピをすることはできるようになりました。もちろんメロディーだけです。それだけで楽しんでいる自分とものたりない自分が共存しています。

 長々と話しましたが、おばあちゃん家のピアノこれが私と音楽を最初に結んだものなのかと思います。今でもおばあちゃんの家に行くと弾いて遊びます。22年間、変わらず私のおもちゃです。ありがとう。

 今日の曲はバダジェフスカ「乙女の祈り」にします。
 とは言っても、「月の光」と比べてあまり聞かないなあこの曲は。というか、全然聞いたことないなあ。
 最初にオクターブで一音ずつ下がっていくところ、これがすごく印象に残ります。それから体が踊り出したくなるワルツが始まります。メロディーが高い音で響いたり、低い音で響いたり。私はこの曲は弾けないのですが、ピアノで見ると手をクロスして中間あたりを弾いていて、それを見るのもすごく好きでした。
 終始、何だかとても明るくて、でも途中には沈む感じがあって、どこかぐーっと琴線に触れる切なさがあります。乙女とは誰なのでしょう。きっと22歳の私より若い少女な気がする。恋かもしれないけどちょっと違うような。ロマンチックに憧れているような曲だと思っています。 
 久しぶりに聞こうかな。

 では、また明日。明日は吹奏楽のことも話せたらいいなあ。

 じゃあ、さよなら、今日の私

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