見出し画像

【事業レポート】府中市での取り組み#1

弊社Liquitousは昨年(2021年)12月より、府中市(東京都)の「令和3年度コロナ課題解決型ソーシャルビジネス協働事業」に採択され、建築施設課を担当課として、コロナ禍で表出した課題の解決を目的に、オンラインの参加型合意形成プラットフォーム「Liqlid(リクリッド)」を活用した事業を協働して実施しています。

ここでは、実証実験レポートと題して府中市との協働事業の様子をお届けしていきます!

はじめに

府中市では、市内の公共施設の多くが建築時から一定の期間が経過したことで、
(1)施設の老朽化の進行 
(2)義務的経費の増加と令和12年をピークとした人口減少を前提とした、公共施設維持経費の見直しの必要性 
(3)多様化する市民ニーズ 
にそれぞれ対応する必要が生起しています。
こうした現状を踏まえ、府中市では市民の皆さまから意見を募集し、多様な人々が参画するまちづくりの実現を目指していらっしゃいます。

コロナ禍によって生じた課題…

府中市に限らず、地域住民が意見を発信する市民ワークショップは以前から行われていました。しかしそのほとんどはオフラインでの開催によるもの。
もちろん、オフラインの議論だからこそのメリットも数多くあります。
一方で、感染症拡大防止の観点や、時間・場所が制限されることで、これらの取り組みに参加をすることが難しい方も多くいらっしゃいます。
そこで従来の取り組みに、オンライン上での意見交換ワークショップを並行して実施することで、より多くの皆様からの意見募集を目指しています。

ワークショップのチラシ(Live Workshop は中止となりました)


府中は文化・スポーツのまち!

府中市は古くから国府が置かれるなど、まちとして長い歴史を持ちます。貴重な文化財も数多く残されており、当時の風習や人々の営みを今に伝えています。
近年はスポーツタウンとしても発展を遂げ、サッカー、ラグビー、バスケットボールなど、数多くのプロチームの本拠地が置かれていることでも有名です。昨夏に開催された東京2020オリンピック競技大会では、自転車競技などの会場としても府中市が使用されました。

府中駅前もラグビーチームの応援で賑わいます

府中市×Liquitous

今回の協働事業では、弊社のプラットフォーム上に、市民の皆さまから「文化・スポーツ施設」の適正配置について多数のご意見をいただきました。

「託児スペースの充実」や「和室を用いた体操教室」など、柔軟かつ実用的な意見が数多く出され、世代や性別にとらわれない議論が展開されました。

府中市版Liqlidの様子

こちらのプロジェクトは2月28日で意見の募集を終了していますが、投稿された意見等についてはこちらからご確認いただけます!
ぜひ、ご確認ください。


※府中市での市民参加型オンラインワークショップは終了しております。
※情報は2022年2月時点のものです。