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LIPSユーザー4,000人以上に調査!年代別「今、なりたい顔No.1」は?【2022年4月1 号】

こんにちは、LIPS編集部です。ブランド広告主様に向けてマーケティングの支援をしている『LIPS Labo』。今回は、LIPSユーザーが「今、なりたい顔」を調査。年代別の傾向やこれまでのトレンド顔の変遷、これからどういった顔がトレンドとなるかを分析、仮説を立ててみました(※LIPSユーザーを対象にアンケート。集計期間:2022年3月3日(木)〜9日(水) n=4,099)

1、【石原さとみさんが不動の人気】
 今、なりたい顔No.1を年代別に調査!

全年代で石原さとみさんがランクイン。幅広い年代から支持を集めることがわかる。

年代別で「今、なりたい顔」のベスト3を選出。10代・20代で【橋本環奈さん】30代・40代で【北川景子さん】が1位にランクイン。傾向的に10代・20代、30代と40代でランキングが近しいものとなりました。

合わせて、全年代に【石原さとみさん】がランクインし、多くの支持を集めていることが分かりました。

2、「多面性」「パーツの美しさ」が人気のカギ

各年代でランクインした4名をピックアップ。ユーザーのリアルな意見がこちら

上位にランクインした4名をピックアップし、ユーザーがなぜ「今、なりたい顔」として選んだかを分析。

石原さとみさん、橋本環奈さん、浜辺美波さん、北川景子さんのいずれにも共通した点

・かわいらしさとキレイさ(美しさ)を併せ持っている
・ひとつひとつのパーツが整っている

の二つ。近年ユーザーの傾向として多面性(一人がいくつも属性を持っている)があるように感じます。今日はかわいいメイク・明日はクールなメイクを楽しみたいなど、ひとつのメイクに縛られず、その日の気分やスタイル(ファッション、TPOなど)に合わせてメイクを楽しむ傾向がより顕著に。
だからこそ、なりたい顔という点でも多面性をもっている、そんなメイクが似合う方の名前が挙がったのではないでしょうか。

また、パーツという点でも、近年パーツを際立たせり・コンプレックスをカバーしたりするメイク(目頭切開メイク、人中短縮メイク、ノーズシャドウやコントゥアリングなど)が人気なことからも、パーツに対する意識が高まっていることがうかがえます。

ランクインした方々は、これまで多くのメディアやランキングで名前が挙がる方たち。LIPSでは、さらに年代ごとで名前が挙がった方々を調査し、年代別の傾向を分析しました。

3、【10代】やはり強いK-popアイドルの人気の高さ

韓国で第4世代と言われる、2020年以降デビュー組の名前が多く挙がったのが印象的

10代では、他年代と比べて圧倒的にK-popアイドルの名前が多く挙がっています。「TWICE」は他世代でもみられましたが、「aespa(エスパ)」など韓国で第4世代と言われるアイドルや、2022年2月にデビューしたばかりの「NMIXX(エンミックス)」の名前が挙がったのが印象的。

「NMIXX」はデビュー前からもTwitterなどを中心に、メンバー全員がセンター級のビジュアルを持つと話題を集めていました。

前回『Y2K』をトピックに分析をさせていただきましたが、2000年代初頭「ブリトニー・スピアーズ」など、海外セレブが憧れの対象であったのに対し、令和の10代・Z世代ではK-popアイドルが憧れの対象へとシフトしたのではないでしょうか。

4、【20代】日本的な"かわいい"がポイントに

他世代に比べて日本のアイドルの名前が多く挙る

ベスト3のランキングでは、10代と同じ傾向にあった20代ですが、他で名前を挙がった方を見ると10代とは異なり、K-popアイドルから日本でアイドルとして活躍する方の名前が多く挙がる結果に。

・齋藤飛鳥さん
・小嶋陽菜さん
・白石麻衣さん
・ゆうこす(菅本裕子)さん
・吉田朱里さん
・宮脇咲良さん

など、多くのアイドル出身の方の名前が挙がります。

過去、LIPS laboで調査した「年代別の気になるインフルエンサー、動画クリエイター」についても、20代では元アイドルの方の名前が多く挙がりました

その点からも分かるように、20代では、日本らしい"かわいらしさ"や"モテ要素"といったキーワードが、ひとつ大きな要因となるように考えられます。

5、【30代】かわいいから"キレイ"にシフト

30代に入るとランキングは一変。かわいさより"キレイ"や"美しさ"が注目される

30代以降ではベスト3のランキングが大きく変わり、20代で"かわいい"が大きな要因となっている中、30代では"キレイさ(美しさ)"がランクインの基準となるように考えられます。

先述のように、かわいらしさとキレイさを併せ持つ多面性を前提に、その比重としては"キレイさ"にシフトする傾向に。

その傾向からも分かるように、アイドルやインフルエンサーから美容系のモデルや女優などの名前が多く挙がっています。

また年齢を重ねても美しい、お子さんがいるのに美しい、同年代と比べても肌がキレイというコメントが多く、30代からエイジングケアの重要性を多く見受けられたのも印象的です。

6、【40代】時代を席巻したミューズの存在を実感

蛯原友里さんなど、トレンドを席巻したミューズが注目されていた年代ならではの意見に

ランキングのベスト3では、30代と同様の方の名前が挙がった40代。実際に挙がった方の名前を見るよ、「神崎恵さん」「蛯原友里さん」の名前が挙がったように、時代を席巻したミューズの存在を感じます。

また30代からエイジングという観点が注目されるのと同様、40代では同年代よりと合わせて50代以上(大地真央さん、黒木瞳さん、石田ゆりこさん、萬田久子さん)などの名前が挙がり、年齢を重ねてもキレイでありたいという意識がより顕著なように感じます。

7、時勢を反映する「なりたい顔」
 今後「パーツ至上主義」が広がりをみせるか

年代別で見ることで、年代別のなりたい顔への意識の違いが分かるように感じます。

過去を振り返れば

■平成11~15年(1999~2003年)
 <ブロンズ・囲み目・ギャルファッション>
■平成16~20年(2004~2008年)
<女子力高めの盛りメイク>
■平成21~25年(2009~2013年)
<ゆるふわ癒し系大人カワイイ女子>
■平成26~30年(2014~2018年)
<抜け感バブルリバイバル>

引用:平成を彩ったビューティートレンド変遷
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002548

といった、トレンド顔の変遷がありました。

2018年以降では、「オルチャンメイク」「チャイボークメイク」「地雷系メイク」などが注目を集めましたが、いずれもこのメイクだけを楽しむのではなく、"今日と明日で違う自分"を楽しむ傾向が強まったように感じます。

今回のLIPSのユーザー調査からの分かるように、
・かわいらしさとキレイさ(美しさ)を併せ持っている
という点からもその傾向はうかがえます。

さらに言えば、そういった多面性を楽しむためにもベースのパーツが整っているということが重要になってくるのではないか、とも推察。

「なりたい顔」は「なりたいパーツ」の集合体であるからこそ、「◯◯眉」「◯◯アイ」「◯◯鼻」「◯◯リップ」といったパーツごとでのトレンドが生まれてくるのではないかと考えます。

今後、パーツごとのトレンドについても調査・分析を進めてまいります。

次回、LIPS labo 2022年4月2号では『ユーザーの最新ベースメイク事情』『2022年秋冬のベースメイクは、どうなるか』をお伝え予定です。


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過去の記事はこちらから

【Y2KB】トレンドの2000年代カルチャーはビューティでもビックトレンドとなるか【2022年3月号】

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