【LIPS labo】98％が”垢抜け”願望あり「垢抜け」の言語化から潜在ニーズを探る【2024年3月2号】
LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回は、アンケート調査でみえたユーザーの「垢抜け」願望について。垢抜けの言語化とその方法、ユーザーが求めている垢抜けるためのサービスについてを解説していきます。（※LIPSユーザーを対象にアンケート。集計期間：2024年3月7日(木)〜12日(火) n=1,797）
１.多くのユーザーが「垢抜け」願望あり
近年、SNS上のクチコミや商品キャッチコピーなどでよく見かける「垢抜け」という言葉。もはや美容業界では当たり前のように使われているワードではありますが、実際のところユーザーにとって「垢抜ける」とは、どのようなことを指しているのでしょうか。
まずは「垢抜けたいと思ったことはありますか？」という質問を皮切りに、垢抜けという言葉の裏にある、ユーザーの期待や願望を調査していきます。
約1800名のLIPSユーザーの回答によると、なんと驚きの98%が「垢抜けたいと思ったことがある」と回答。多くの割合で垢抜け願望を抱いたことがあるようです。
続いて「垢抜けるために一番大切だと思う部分を教えてください」という質問から、ユーザーが重要視しているポイントを探っていきます。
垢抜けるために一番大切な要素として「メイク」を選択した人が、全体の4割弱を占める結果に。2位以下には「肌」29%、そして「髪」24%と続き、目に見える部分を重要視する人は全体の90%以上と大多数を占めています。
このことから、すべての年代のユーザーに「垢抜け願望」があり、なかでも主に見た目の変化を望んでいる人が多いと言えるでしょう。
2.垢抜けを左右する「メイク」について深掘り
ユーザーにとって垢抜けるための大切な要素とされているメイクですが、その決め手は一体どのパーツが握っているのでしょうか。「垢抜けるために一番重要な顔のメイクポイントは？」という質問を通して、垢抜けメイクについてさらに深掘りしてみましょう。
垢抜けメイクのポイントについて、なんとユーザーの2人に1人が、取りかかるべきは「眉」と回答。2位の「目もと」も3割を超えていることから、眉から目もとにかけての印象を最重要視する声が全体の9割近くを占める結果となりました。
あわせて「垢抜けた印象になるメイクテクニックを教えてください」という質問を投げかけてみたところ、眉の形・眉の色・目もと印象の3点に言及した回答が上位に並びました。
また「垢抜けるためにおすすめのコスメ（商品名）を教えてください」という質問においても、LIPSユーザーと親和性の高いブランドを中心に眉マスカラやアイブロウパウダー各種が名を連ねました。
なかでも特に多かった回答は、以下の通り。
・KATE『3DアイブロウカラーN』
・デジャヴュ『フィルム眉カラー』
・ロムアンド『ハンオールブロウカラ』
・セザンヌ『極細アイブロウマスカラ』
・キャンメイク『ミックスアイブロウ』
3.「垢抜け」のためにユーザーが求めるサービスとは
ユーザーが垢抜けのために重要視しているメイクポイントが分かりましたが、次に「垢抜けのためにコスメブランドや美容業界にあったらいいなと思うサービスや要望があれば教えてください」という質問から、ユーザーが企業やブランドに対して求めているものを調査してみました。
なかでもメイクの指導やコスメのアドバイスなど、メイクに関する学びの機会を求める声が多く見受けられました。特に眉や目もと印象など、どう変化させれば良いのか自分では答えが不明確なパーツについて、プロの意見を参考にしたいというニーズも。
またお試しサイズの「サンプルセット」の展開や、自分でひとつひとつのアイテムを選ぶ必要がない「セット販売」、「サブスクなど提案型の販売形態」にも需要がありそうです。
4.「垢抜ける」の言語化から見えてきたもの
そもそも「垢抜ける」という言葉が本来持つ意味は「洗練されていること、スマートで粋であること」。では、ユーザーにとっての垢抜けとは一体何を指すのでしょうか。「あなたにとって“垢抜けている”」とは何か教えてください」という質問の結果がこちら。
垢抜けている状態について尋ねたところ「大人っぽさ」などの外的印象の他に「自分に似合うものを知っている」「自分の魅力を活かしている」や「その人が明るくいきいきとしていること」「自信を持っていること」など、外見以外の印象を挙げる人が想定以上に多く見られました。
「垢抜けるために一番大切だと思う部分＝メイクなどの外見的な印象」と「垢抜けているとは何か＝内的な印象」、2つの問いに対する答えの間には多少のギャップを感じる結果に。
これについては、メイクや髪、肌などの外見的要素を整えるだけではなく、自分を知ることで内面から変化する印象も、ユーザーの考える「垢抜け」に繋がると捉えられるのではないでしょうか。
また「メイク以外で、垢抜けるためにあなたがしていることを一つ教えてください」という質問も自由記述で投げかけてみました。
「マッサージ」や「ダイエット」「姿勢改善」「スキンケア・ヘアケア」などのセルフケア関係と並んで目についたのが「パーソナルカラーを知る」「骨格診断」「肌タイプのチェック」「顔のタイプ別診断をする」などの声。
自分自身のことを知りたい、自分に合ったメイクやファッションを取り入れたい、というユーザーのニーズの高さが感じられる結果となりました。
より良い自分に変わっていくこと、自分が自信を持つための材料として、プロの確かな意見を頼りにしたいという気持ちがあると言えるかもしれません。
余談ですが、LIPSアプリ版ではスマートフォンで撮影するだけですぐに結果がわかる「パーソナルカラー診断」や「顔スタイル診断」などの診断機能を搭載しています。自分を深く知るためのツールとして、ぜひ利用してみてください。
（*診断はLIPSアプリでのみ実施可能です。）
5.「垢抜けたい」ユーザーが期待する変化
ユーザーが使用する「垢抜け」という言葉の意味は、メイクや髪といった外見の変化にとどまらず内面や纏う雰囲気へのポジティブな影響を期待するところにまで繋がっていると言えるでしょう。
そのような広い意味を含んだ「垢抜けたい」というユーザー願望に対して、LIPSとしてはコスメやサービスを使ってプロによる外見的変化のアドバイスが受けられるだけでなく、内面的な変化まで応援してくれるコスメブランドや企業が増えること、そしてそのメッセージがユーザーにも伝わることを願っています。
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