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vol.12「就活生が気になる!人事目線の就活とは?」外国ルーツの学生向け。日本での就職活動ガイド

こんにちは。Living in Peace(以下、LIP)です。

様々な業界の人事担当者に取材!就活生が気になるQ &Aをまとめてみました。
ぜひご覧ください。

◆採用スケジュールはどうなっている?


経団連(※)の示す就活スケジュールに合わせた採用スケジュールのところが多いです。

※経団連:「日本経済団体連合会」の略称で、「経済団体連合会」と「日本経営者団体連盟」が統合されてできた総合経済団体です。

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<大学3年生 8月から2月> 
インターン募集、開始
<大学4年生 3月から6月>
採用活動 エントリーシート提出→面接→採用


細かいスケジュールを各企業の採用担当に聞いてみました。
【専門商社の例】
前の年(大学3年生)6月 採用情報解禁


7-12月 広報活動(イベント、説明会など)


2月 インターン、4月書類選考


(大学4年生)5月 総合職(全国転勤あり、ゼネラリスト社員の事)面接開始


6月 業務職(地域を限定した社員の事)面接開始


8月頃までに内定

10月 内定式

【日系自動車メーカー】大学3年生の夏から大学4年生の採用活動が始まるまで、理系を対象にインターンシップを実施しています。

【IT、WEB】ベンチャー企業だと1月から説明会をしている会社があります。

◆内定連絡が遅いことがあるのはなぜ?

【外資系/リクルーター】他に有力な候補者いた場合は選抜に時間がかかります。またその採用基準を調整しています。
・候補者のスキルが企業の求めているものと多少違っているものの、選考基準を調整変更して採用をするかを考えているからです。

•外資系企業の場合、本国Headquarterの採用枠(Headcount)の見直しが行われることがあり、その採用枠が使えるかどうかが、わからない状態が一定期間あります。

【総合商社/人事】採用計画があり、採用人数が下回る場合は、応募者を優先付けして順番に声をかけているからです。

また、繰り上げ内定を行っていない企業や、学生に事前に告知したスケジュールで通りに内定連絡をしている企業もありますので、どのような企業か、就活をしながら確認しましょう。

◆手書きの書類の方が有利?

企業によりますが、現在はほとんどのエントリーシート提出は手書きの必要はありません。WEBで行います。

◆説明会や座談会でどう振る舞うのがベスト?

企業に対して、気になるポイントを明らかにするために質問するのが大切です。積極的に質問してくれる学生は好印象です。
内容のある質問をすると、学生が社会人になって会議で発言しているのが想像できるため、より良いです。

面接や、座談会でアンケートを実施している企業は、その内容をチェックしている事がありますので、面倒くさがらず、丁寧に記入しましょう。

ポイント!
どの企業でも共通して確認するポイントをあらかじめ用意しておくと、企業の比較に役立ちます!

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◆服装は見てる?

【外資系/リクルーター】外資系IT業界に限定すれば、スーツである必要はありませんが、きれいな格好であることが望ましいです。襟付きの、シワのないシャツやジャケットなどが無難です。

【日系自動車メーカー/人事】一般的な服装であれば特に見ていません。場にふさわしくない服装の場合、減点があります。

【専門商社/人事】TPOに合わせた服装であれば何も気にしません。

その場の雰囲気に合った服装であれば問題がないということがわかりました。清潔感のある服装で就活に挑みましょう!!

◆面接時の振る舞いについて

挨拶ができているか、ロジカルに回答ができているかが見られています。
また、暗記ではない自己分析が出来ているか、その企業のことを理解しているか、学生が企業の雰囲気とマッチしているかもチェックされているでしょう。

日本語と英語が求められる場合、その語学力も判断に含まれます。

企業分析、自己分析をよく行いましょう。

◆インターンをしたら選考に有利なのか?

企業分析につながるのでおすすめです。
その企業へ理解が深まるのでミスマッチを防ぐことにつながります。
また、企業に対して、面接とは違う自分をアピールすることができる場合もありますので積極的に参加しましょう!

ポイント!
外資系企業だと、インターン参加が必須の場合があります。
日系企業はインターン参加が必須ではないところが多いです。インターン参加者に特別な選考をもうける企業もありますが、通常の選考もあるので必須ではありません。


◆就活生のバックグラウンドはチェックされる?

(※バックグラウンド:家柄、親の職業など)

チェックがある企業も存在するみたいですが、新卒の場合は自己申告のみで、ない場合が多いそうです。
企業に知ってもらいたい、自分の事情がある場合は知らせましょう。

◆5、6月に内定がないと不利なのか?

時期が遅くなるにつれて、採用人数が絞られ、競争率が高くなるため、チャンスは減ります。
また、早めに内定が出ている就活生は他の企業から高評価を受けているという事で、企業にとって安心感につながる可能性はあります。
それぞれ理由(留学、研究などで忙しかったなど)があれば、選考の合否に影響があるというわけではありません。

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◆内定辞退はできる?

法律的に制限されているわけではないため、内定辞退はできます。
ただ、時期が遅くなるほど、企業の内定者を受け入れる準備も進んでいるため、避けた方が望ましいです。

内定を辞退した企業の関係者と将来関わることになった時、良い関係を結べないことになる可能性があり、同じ企業へ再応募(転職など)ができなくなる可能性があります。
内定を受けるかどうかで悩んでいる場合は、内定を受け入れる前に、その企業の人事担当者に一度相談しましょう。

また、学生の弱い立場を利用し、理不尽に内定承諾や他社選考辞退を迫られるケースもありますので、大学の「就職相談窓口」など相談できる相手を持っておきましょう!

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以上の意見を参考にしながら、採用の選考が本格化する前に、準備を行いましょう。

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執筆:里見 春佳(Living in Peace)

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