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【西武ライオンズ 今日の見どころ】プロ初登板の菊地 大学ジャパンのチームメイト蛭間とドラ1対決

●大学日本代表で共に戦った蛭間 青山 菊地

【11日◇マリーンズ‐ライオンズ15回戦(ZOZOマリン)18:00】
マリーンズはドラフト1位ルーキーの菊地吏玖(りく)が、プロ初登板初先発。

イースタンでは先週3日のベルーナドームで、ライオンズ相手に初めて投げたばかり。現在1軍にいるメンバーでは、山野辺翔(4打数0安打)、古市尊(3打数1安打)のふたりが、実際打席に立って対戦した。このときは7回途中9安打5失点で負け投手となっている。

やはり注目したいのは、同じドラフト1位の大卒ルーキー蛭間拓哉との対戦だ。蛭間は東京六大学、菊地は東都大学野球と、所属するリーグが違ったため、大学時代に公式戦での対戦はないふたりだが、そろって大学日本代表に選ばれ、チームメイトだったことがある。

昨年7月にオランダで開催された「ハーレムベースボールウィーク2023」で、蛭間は7試合中6試合でスタメン出場。一方の菊地は、計3試合に登板して8イニングを無失点に抑えている。

オープニングラウンド第3戦のキューバ戦では、先発の渡辺翔太(現イーグルス)のあとを受け、2番手として菊地が4回表から登板。3イニングを抑えると、6回裏に蛭間が決勝点となる押し出し四球。菊地が勝利投手となった試合もあった(試合は7イニング制で行われた)。

ハーレム ベースボール ウィーク2022 蛭間拓哉 打撃成績
ハーレム ベースボール ウィーク2022 菊地吏玖 投手成績

この代表には青山美夏人も選ばれていたのだが、東都の2部(専修大)で過ごした菊地だけに、もしかすると東都1部(亜細亜大)のエースだった青山のほうが、蛭間以上に意識する存在かもしれない。

ちなみに、ここまで蛭間は、伊藤茉央、渡辺翔太のイーグルス勢のふたりと、ルーキー対決があり、伊藤には三ゴロ、渡辺には遊ゴロ、2点タイムリーヒット、合計3打数1安打となっている。

●マリーンズ新人投手の初登板初勝利なら 佐々木千隼以来

マリーンズの新人投手で、プロ初登板初勝利をあげたのは、2017年の佐々木千隼が最後。もし、きょうの試合で菊地吏玖が初勝利することになると、球団では6年ぶり13人目となる。

マリーンズ 初登板初勝利した新人投手

反対に、ライオンズがプロ初登板初勝利を許したルーキーは、全部で12人。最も新しいところでは、昨年7月7日に、やはりドラフト1位だったバファローズの椋木蓮に6回2安打無失点と抑えられ、記念の1勝を献上している。

ライオンズ相手に 初登板初勝利した新人投手

ファイターズとの3連戦では合計17得点と、打線の状態が上向きつつあるライオンズ。はたして「プロの厳しさ」を、菊地に教えることができるだろうか。


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