就活する学生さんに読んで欲しい一冊
私の人生を変えた一冊として絶対内定という本があります。
これから就活する学生さんに薦めたい一冊です。
こちら毎年出版されており、初刊は1993年なので、もう30年近くベストセラーとして売れ続けている就活本のバイブルです。
知っている方、お世話になった方も多いんじゃないでしょうか。
ロクでも無かった学生時代
私は大学時代、ロクに講義も受けず遊び呆けていました。
学費を出してくれた親には本当に申し訳なかったです。
留年は免れたものの、4年になってもギリギリ卒業できるかどうか。
就職氷河期という言葉が流行語大賞を取って数年後、1995年です。
絶対内定との出会い
4年になり就活に本腰を入れるか、と考えて本屋に行き、絶対内定と表紙に書かれた他の就活本とは違う雰囲気ものに出会いました。
パラパラと中身を読むと、内定はゴールではなくて通過点、社会人のスタート地点だ、と書かれていました。
目から鱗でした。
私はどこでも良いから有名な企業、大企業へ就職して親を安心させること、がゴールになっていたのです。
この本が自分の考え方や目線を変えてくれ、ひたすら自己分析を重ねます。
絶対内定ではこの自己分析を我究と呼びます。
大学時代はもちろん、小学校時代まで遡って、自分が何を重視しどのように行きてきたのかを振り返ります。
繰り返し使えるように本のワークシートに書き込みせず、我究専用のノートに書いていきました。
この我究ノートは今もまだ持っていて、時々22歳の私が何を考え、何を目指していたのかを振り返っています。
それでもやっぱり内定が取れない
両親の希望としては地元福岡に残って就職してほしい、と言われていましたので、福岡で優良企業を片っ端から志望して申し込みました。
しかし内定どころか面接にたどり着くのもわずか数社、そしてことごとく一次面接で落ちます。
自己分析は4月から少しずつやっていましたが、6月になっても内定が取れず、自分だけ置いてけぼりになった気分。
しかし少しずつ、自分の中で何のために働くのかが固まりつつありました。
・自分の人生の達成目標は何か
・30歳になった時にどうなっていたいか
・45歳になった時にどうなっていたいか
・目標とする人は誰か
・自分の大切なものは何か
などなど、多角的に自分を分析することで、もはや就職が通過点でしか無いことを認識します。
運命的な会社との出会い
7月になり、まだ一社も内定が決まっていない。
ベッドで横になったまま、技術系企業の求人情報誌をパラパラめくっていました。
その時にやけに気になる会社が目に留まります。
今でも運命的、としか表現のしようがありませんが、何となく写真や文章の雰囲気から、「あ、この会社で働きたいな」と思ったのは今でも鮮明に思い出されます。
その頃には絶対内定の自己分析も一通り完了し、二周目に入っており、自分の中では面接での受け答えなどもしっかりできる自信がありました。
でも採用は東京のみでした。
両親に「この会社を受けたい」と申し出ます。
父は「お前が自分でよく考えて、そこを受けたいなら俺たちは止めたりせんよ。やりたいようにしたらよか。」と言ってくれました。
母は少し寂しそうでしたが父と共に応援する、と言ってくれました。
すぐにハガキを出し、説明会と一次面接を受け、無事に二次面接へ進めました。
結果として、私はその会社で社会人としてのスタートを切ることができました。
あの本とあの会社に出会わなければ今はなかった
現在勤めている会社は転職を重ねて4社目です。
転職する度に収入が上がり、自分のキャリアを築くことができました。
そして自分の仕事人生を振り返る度に、最初の会社に就職できて良かった、と心底思います。
そしてそこに導いてくれたのは絶対内定という本との出会いであり、自己分析を実践した自分の力だと信じています。
これから就活する学生さんと転職を考える社会人の方へ
この記事を書くにあたり、大学当時の我究ノートを読み返しました。
22歳の私が書いた夢は、ほとんど実現できています。
私はこの20年以上、このノートのお陰で自分の中の芯を確認し、迷った時は自分の考えに従って選択を繰り返してきました。
この本は就職がゴールではない、と教えてくれます。
自分の人生をこれからどう生きるか、考える方法を示してくれます。
社会人になっても、時々振り返って改めて我究をすると、考え方が微妙に変わっている部分も出てきます。
そしたら自分をアップデートすれば良いんです。
我究は楽しいです。
自分の長所も短所も洗い出していきます。
家族や友人にも協力してもらって、他人から見た自分を知ることもできます。
就活する学生さんだけでなく、仕事に関して迷っている社会人の方にもオススメしたいです。
あなたは何のために働いていますか?
書いていたら私も新刊が読みたくなったので、買いました(笑)
心からオススメしますし、私の長男が二十歳になったので、来年あたりにこの本をプレゼントしようと思っています。
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