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自分と子どもの心のケアについて

こんにちは。
LINQURE代表の佐藤です。

年始早々から震災や羽田空港の事故と、胸が痛むことが続いていますね。
まずは、被害に遭われた方々には心より謹んでお見舞い申し上げます。


震災の地域の方はもちろんですが、離れている地域でもSNSやテレビを見ることで、お子さんや自分自身が不安を感じている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな方々へ自分と子どものケアについてまとめました。


自分のケアについて

被害から離れている地域でも、おびただしい量の映像や情報に触れ続けているうちに、自分でも気づかないまま、疑似体験をしてしまっている危険性があります。

「被災者のことを思うと涙が止まらない」「何もできずに無力さを感じる」など、困難にある人に共感をして自分の心のエネルギーをすり減らしてしまう「共感疲労」があります。

共感疲労を感じやすい方

・感受性が強い人
・他者に気を使う人
・他者を優先しがちな人

共感疲労の症状

・気分が落ち込む
・イライラしやすい
・寝つきが悪い
・寝ても疲れている
・慢性的に疲れる
・無気力になる  など

共感疲労の対策

・テレビを消す、SNSから離れる(見る時間を制限する)
・無理せず心身を休ませる
・ポジティブなことを書き出す
・自分の気持ちを人と話す
・専門機関に相談する

▼参考


お子さんのケアについて

今回の震災になどの情報を目にしたお子さんが、非常に大きな衝撃を受け、ストレスを感じている可能性があります。

もし、お子さんに少しでも普段と違う行動があった場合には、TALKの原則を活用してそっと寄り添うこと、必要な場合には専門機関に相談してみると良いかもしれません。


【TALKの原則】

(1)T e  l  l : 言葉に出して心配していることを伝える
例)「死にたいくらい辛いことがあるのね。とってもあなたのことが心配だわ」

(2)A s k : 「死にたい」という気持ちについて、率直に尋ねる
例)「どんなときに死にたいと思ってしまうの?」

(3)L i s t e n:絶望的な気持ちを傾聴する
死を思うほどの深刻な問題を抱えた子どもに対しては、 子どもの考えや行動を良し悪しで判断するのではなく、そうならざるを得なかった、 それしか思いつかなかった状況を理解しようとすることが必要です。そうすることで、 子どもとの信頼関係も強まります。徹底的に聴き役にまわるならば、自殺について話 すことは危険ではなく、予防の第一歩になります。これまでに家族や友だちと信頼関 係を持てなかったという経験があるために、助けを求めたいのに、救いの手を避けよ うとしたり拒否したりと矛盾した態度や感情を表す子どもいます。不信感が根底にあ ることが多いので、そういった言動に振り回されて一喜一憂しないようにすることも 大切です。

(4)K e e p  s a f e:安全を確保する
危険と判断したら、まずひとりにしないで寄り添い、他から も適切な援助を求めるようにします。

文科省「教師が知っておきたい 子どもの自殺予防」から

▼参考

文科省「教師が知っておきたい 子どもの自殺予防」


専門機関への相談

電話相談はハードルが高いと感じる方は、SNSでの相談もあります。

▼厚生労働省電話相談

▼厚生労働省SNS相談


さいごに

現在、直接的に支援に関われないとしても、まずは自分たちのケアをして共倒れしないこと
そして、経済を回す、寄付をするなど自分たちにできることから取り組んでいければと思います。

LINQUREではこのような状況だからこそ、安心して繋がれる場所となれるよう、引き続きシングルマザーのための活動・発信をしていきます。

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