LINO

文化時間と、意匠と。

LINO

文化時間と、意匠と。

マガジン

  • デザインプロセス

    デザインプロセスの記事

  • LINO

    LINOにまつわる記事

最近の記事

大貫卓也展「ヒロシマ」を見て

大貫さんの「HIROSHIMA APPEALS」の展示を見てきた。 内容は圧巻だった。 ビジュアルショック、社会的文化的な意味、 映画的な時間空間の演出、映像的なイメージを2Dに持ち込む大貫さんらしさ、ウェルメイドな完成度、グラフィックとしての完成度など さすがとしか言いようなく、 本当に見に行ってよかったなと思った。 ウェルメイドな映画の世界を広告に持ち込み、ずっとハイクオリティでサンプリングしてきた大貫さんならではの展示だったと思う。 たまたまだったけど、見に行っ

    • 沖永良部島に出張に行って思ったこと。

      先週、沖永良部島という鹿児島県の離島へ出張に行ってきました。 精神的な距離感鹿児島県の島ですが、位置的には沖縄に近い島です。 日本の最南端なので遠く思われるかもですが、羽田ー沖永良部島が片道4hです。 行って思ったのが「意外に近い」ということ。 一度行ってしまえば、自分の中の精神的な距離感が縮むというアレです。 飛行機での空の旅が快適だったのも関係してると思います。 機内で本読んだり、仕事できてたし。 島の気候島は湿度が高く日差しが強く、東京と比べてかなり暑かったです。

      • デザイナーとは?/ブランディングとは? 

        営業資料の見直しのために、自分なりに 「デザイナーとは?」というテーマを整理してみた。 作るだけじゃなくて、自分の内側から湧き上がる思想をもとに 社会に「問い」を投げる存在なのでは?と整理した。 デザイナーとは① 自分の内側から湧き上がる思想をもとに社会に「問い」を投げる存在。 対象は、ビジネス、教育、アート、エンタメ、ライフスタイル、人間の心、政治と、社会のあらゆるものへ。 デザイナーとは② 生活者の人たちの視点に示唆を与えたり、 ユニークな視点の

        • 「ててて商談会」ブースデザインの観察

          出展検討のため「ててて商談会」に視察。 個人からでも出展できそう。 ユニークなブランドが多い素敵な展示会だった。 出展者さんとお話しながら、デザイナー視点でブース全体のデザインを観察していた。 以下、そのレポートを箇条書きで記載。 ↓ 商品の種類 空間支配 大きなワンポイント 配布物 POP ユニフォーム 接客 #ててて商談会 #ブースデザインの観察

        大貫卓也展「ヒロシマ」を見て

        • 沖永良部島に出張に行って思ったこと。

        • デザイナーとは?/ブランディングとは? 

        • 「ててて商談会」ブースデザインの観察

        マガジン

        • デザインプロセス
          1本
        • LINO
          3本

        記事

          ラジオロゴの熱〜い制作プロセス

          このプロジェクトは、2019年のものです。 関わらせて頂いているNishiikeMartが「コレデイイノダラジオ」という街のコミュニティラジオを始めました。 プロジェクトのアートディレクターとして、ラジオロゴをデザインする上で デザインジャッジを街の方の投票で決めました。 特異で熱いプロジェクトだったので、制作プロセスを記事にしようと思います。 ここから、投票に至る経緯やロゴデザインの意図を書いていきます。 西池袋マートは、NishiikeMartへNishiikeMart

          ラジオロゴの熱〜い制作プロセス

          Lino立ち上げ時を振り返る

          今回は、4年前の立ち上げ時のトピックを振り返ろうと思います。 2018年の4月からスタートしましたが、この4年ん間で世界がパンデミックになったり、メンバーが抜けて1人事務所になったり、色々と変化があったので改めて当時やりたかったことを見直して今後の方針の整理をしたいと思います。 当初のメンバーここで、立ち上げ時のメンバー紹介を。 3人いますが、実質ボクと田口くん2人で運営していました。 デニスさんは立ち上げ時にメンバーになる予定だったんですが、色々無事情が重なってジョイン

          Lino立ち上げ時を振り返る

          デザイナーは渡り職人

          押井守の「アニメーターは渡り職人みたいなもの。」の言い回しは デザイナーにも当てはまると思います。 プロジェクト単位で集まり、 デザインを奉納しながら次の場所へ行く。 そういう遊牧型のスタイルは、もの作りの職能集団にもともとあった特徴でした。 現代は、デザイナーといえど、特定の企業や土地に属す定住スタイルがスタンダードです。 一方で、2拠点で働いたり、オフィスを持たなかったり、場をシェアしたり、 社員なんだけど週3・副業OKだったり その人に合わせた働き方が少しずつ選べる

          デザイナーは渡り職人

          Linoロゴの仕組み/ 膨張するロゴマーク

          今回はLino(ライノ)のロゴの制作プロセスの話です。 自分たちが運営する場所のブランディングの一貫として ロゴを作ろうという運びになりました。 それがこれです。 このロゴはまだ語ってない構造があります。 元来、ロゴというものは 広報、事務、営業など、デザイナーじゃない人も使います。 誰がどのように扱っても大丈夫なように設計しておくものです。 それはロゴというものが作り手のデザイナーの手を離れたところで 様々な使われ方をすることを前提としています。 一方で、今回のLino

          Linoロゴの仕組み/ 膨張するロゴマーク

          Linoのネーミングに込めた思い

          2018年の4月からLino(ライノ)というオフィス兼スペースを作りました。 名前の由来を語ってみようと思います。 Linoとは「Line of …」の略語です。 なんじゃそりゃって感じですよね。 もうちょい説明します。 自分たちは何者であるか? あえて言うなら「デザイナー≠絵描き」Linoはデザイナーが作った場所です。 デザインは、手で線を引くことから始まります。 ビジュアル化する時も、言語化する時も まずは絵や言葉を書いてみる訳です。 「手で描くこと」や、「線を引く

          Linoのネーミングに込めた思い