![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78049742/rectangle_large_type_2_b8bef45359c56912c41bcf756fb1123a.png?width=1200)
Linoロゴの仕組み/ 膨張するロゴマーク
今回はLino(ライノ)のロゴの制作プロセスの話です。
自分たちが運営する場所のブランディングの一貫として
ロゴを作ろうという運びになりました。
それがこれです。
このロゴはまだ語ってない構造があります。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868439/picture_pc_a2573cd8e7ad1af81445f7ccf11d0413.jpg?width=1200)
元来、ロゴというものは
広報、事務、営業など、デザイナーじゃない人も使います。
誰がどのように扱っても大丈夫なように設計しておくものです。
それはロゴというものが作り手のデザイナーの手を離れたところで
様々な使われ方をすることを前提としています。
一方で、今回のLinoロゴは自分たちがオーナーです。
自分たちが完全にコントロールできるものです。
通常のCLワークと同様の設計をしても面白くないですね。
であれば、通常のロゴのあり方の逆をいってみようというのが
このロゴの骨子です。
どういうこっちゃっと思われるかもしれません。
ロゴデザインの王道から逸脱した発想です。
汎用性がメチャクチャ悪いからです。
でもあえてやる。
自分がオーナーでないとできない実験です。
ロゴ作りの狙いをまとめると、
・目的によって様々なイメージを堆積して行くようなロゴを作りたい。
・最低限のルールとしては、共通のロゴタイプを使うこと。
・その上で、構成要素は異なれど、同じ世界観にあるものとして作りたい。
・その豊富なバリエーションから、Linoの世界観に遊びや余白を作りたい。
・用途に合わせてバリエーションが増えるロゴ。
以上の要件からまず親となるロゴを作りました。
これが基本形です。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868386/picture_pc_8114e93e9d20cb88102d2ff7606a2ea2.jpg?width=1200)
膨張するロゴ
基本形から試しにバリエーションを作ってみました。
スペーシングを変えてみたもの。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868393/picture_pc_8fb80c4e1f4585c04ae578abe374d856.jpg?width=1200)
さらに縁取りして立体的に見せたもの。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868398/picture_pc_ec73c94424b28796dc2efc6015746462.jpg?width=1200)
オフィスのあるビルと組合わせてマーク化したもの。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868402/picture_pc_2d13944c74247604c9ef30352d3cec7b.jpg?width=1200)
と、あれこれバリエーションを作ってみました。
チャートにすると、こうですね。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868409/picture_pc_4191c3e260908fa36d3a42960b160019.jpg?width=1200)
さきほど汎用性が悪いという話をしましたが
本来、型は少なければ少ないほど良いのです。
不特定多数の人数で汎用するなら尚更ですね。
管理しきれない。イレギュラーの連続でしょうか?
ロゴは社会の大勢の人とある認識を共有するツールです。
じゃあLinoロゴはこの仕組みによって何を共有したいのか?
それは「既存の枠組みを疑ってみて、思いつきを実践してみる」です。
・既存の枠組みを超えた所で新しい仕組みを作りたい。
・バリエーションを増やしていっても、共通の世界観を演出できるか?
・イレギュラーを楽しむ。デザインを楽しむ。
みたいなことを妄想しながら作りました。
このロゴ仕組みは、映画の配給会社のロゴからヒントを得て発想しました。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868591/picture_pc_bddd5d8458605ea1acde4e2ffd9a8c67.jpg?width=1200)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868595/picture_pc_4567fead32f400ce42741a889e502f84.jpg?width=1200)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8868599/picture_pc_73d500c891b9e0a9869df7f10351a722.jpg?width=1200)
映画の冒頭で挿入される配給会社のロゴは
作品の世界観にあわせてデザインが変わります。
そうすることで映画の世界観に没入させる効果があります。
気が利いた演出ですね。やるのが当たり前の演出の一つかもしれません。
Linoでもこれくらいエフェクトかけたロゴも作りたいですね。
鬼作業ですけどw
ロゴってこれくらい自由でも良いんではないか?と思います。
自分たちでしっかり管理するなら。
デザイナーが運営しているLinoならではのロゴのシステムができました。
今後Linoロゴがどう進化していくかお楽しみあれ。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/8869001/picture_pc_cf7dba958bb4bd749150b77d77a03a3b.jpg?width=1200)
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