ラーニングピラミッドに見る伝え方の工夫
こんにちは、リンクインサイトのカスタマーサクセスをしている若林です。
今回はラーニングピラミッドという考え方から見るリモートワークでの伝え方について書いていきたいと思います。
1.「ラーニングピラミッド」という考え方とは
ご存じの方も多いかもしれませんが、
ラーニングピラミッドは、一般的な学習モデルのグループであり、様々な種類の学習から誘導される異なる学習内容の保持の程度に関連する表現である。(出典:Wikipedia)
詳しく説明すると、まず1段目:講義とは、教師や講師が話しているのを聞いて学ぶことです。しかし、これは学習の定着率でいうと5%と低くなっています。
次いで、2段目:読書が10%、3段目:視聴覚(動画やイラストを見ること)が20%、4段目:デモンストレーション(誰かに実演してもらう)が30%と、順に定着率は上がっていくと考えられています。
この定着率は、実験などによって確かめられた数字ではないようですが、おおよそ的を射ていると考えられます。
たしかに授業や会議などで、だれかが一方的に話していると話が入ってこなかったり、もはや眠くなってしまうという経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
またラーニングピラミッドによるとさらに学びを深めるには、5段目:グループ討論、6段目:自ら体験する、7段目:人に教えるという風になっています。
たしかに、テキストのみで学ぶよりも実際に体験学習を行ったり、それらを人に教えたほうがより自分の頭の中で整理されて定着しますよね。
2.会議や商談で使える伝え方
さて、ラーニングピラミッドについて長く説明しましたが、実際にリモートワークでの会議になると、対面より意見が言いにくく、一人がずっと話している状態(1段目の講義状態)になることもあるのではないでしょうか。
それでは相手へあまり伝わらず、結局あまり理解されないまま終了になってしまう、、、となると有意義な会議ではないですよね。
なので、会議の議事録をとってテキスト化することに加えて、例えば画面の共有で全員に画面を見せたり、実際にその場で同じ動きをしてもらう、動画として見せるなどの工夫があればより伝わりやすいと思います。
また製品説明などの話だと、VRやその疑似動画などを使ってみてもわかりやすいかもしれないですね。
リモートワークで実際に会えない、製品やサービスを直接見せれない状況だからこそ、視覚にうったえたりや体験させるなど、多角的な提案ができればより伝わりやすいんじゃないかと思っています。
他にも工夫されていることがあれば教えてください。
カスタマーサクセス/若林
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