終わりとはじまりに深呼吸
今日の終わりにあらわれた
リアルな胸の痛みとか
リアルな息の苦しさを
なだめるように深呼吸
曖昧ていどに受けとめて
ただゆるやかに受け流し
静かになるのを待ってみて、
また来たときに泣けばいい。
そなえは無駄ではないけれど
備えるならば新しい
明日の朝に備えたい。
瞼を閉じて眠りたい。
これまでぼくが投げてきた、
コトバや態度のアレやこれ
あした、どこから、どんな風に
投げかえされてくるのかな。
それをどしりと受けとめて
歩んだ道をふりかえる。
やわらふわりと先を観て
自分の道を選ばなきゃ。
ぼくが、繰り出すものぐらい、
せめて、あらたにしてみよう。
それから誰かに差し出して
誰かの手から落ちたもの。
カクゴ、は確かにしてたはず
剥げ落つ殻と欠け落ちた
カクゴ、を拾い、また、ぎゅっと
握りかためた よな「カクゴ。」
つまり、どうやら、覚悟なく、
なかなか、まどろみ訪れる
気配はなくてもう1錠、
くすりを喉にながす夜
それでも、明日の夜明けには
「昨日は昨日、今日は今日」
窓を開けたら新しい
まあまあ、な朝に
(すーはぁー)
深呼吸。
おやすみなさい。