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エネルギー吸収が良い腸をもつ人々がいる

一部のデンマーク人(40%)の腸内細菌は、他の人よりも多くのエネルギーを食事から吸収するようだ、というコペンハーゲン大学からの研究報告。彼らは体重も重いようである。

不公平なことに、クリスマス クッキーの皿を見ただけで体重が増えたように見える人もいれば、あきらめてむしゃむしゃ食べても 1 グラムも増えない人もいる。その原因の一端は、我々の腸内微生物の構成に関連している可能性があるようだ。

研究者らは、85 人のデンマーク人男女(22-65歳)の糞便中の残留エネルギーを調査し、腸内細菌が食事からエネルギーを抽出する際にどの程度効果的であるかを推定した。同時に、彼らは各参加者の腸内微生物の組成をマッピングした。

その結果、参加者は、腸内微生物の組成に基づいて 3 つのグループに分けられた。いわゆるB型組成(バクテロイデス菌が優勢)が、食事から栄養素を吸収するのにより効率的であり、参加者の40%で観察されたという。

研究者らはまた、食事から最も多くのエネルギーを吸収する人は、平均で10%、9 kg体重が多いことも観察した。

「私たちは、なぜある人々は、同じものを同じだけ食べても、他の人々よりも体重が増えるのかを理解するカギを見つけたのかもしれません。けれども、これはさらに検討を要します」と主任研究者のヘンリク・ロアゲル准教授はコメントしている。

出典は『Microbiome


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