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最も死亡リスクが低い運動時間は?

(リンクDEダイエットで2022年にアクセスが多かったニュースです)

ウォーキングなどの中強度の身体活動を週あたり300~600分、または水泳など高強度の身体活動を150~300分、あるいはその組み合わせが、長期的な死亡リスクが最も低いことが、10万人以上の参加者を30年にわたって追跡した調査から明らかになった。米国ハーバード公衆衛生大学院の研究。

研究者らは、1988年から2018年までの2つの大規模な前向き研究(対象者全員が女性看護師である健康調査および全員が男性医療従事者の追跡調査)から収集された116,221人の成人の死亡率データと医療記録を分析した。参加者の63%が女性、96%以上が白人であった。 平均年齢は66歳で、30年間の追跡期間中の平均肥満度指数(BMI)は26 kg/m2だった。

参加者には2年ごとに質問票に回答してもらい、余暇の身体活動を自己報告した。2年ごとに更新および拡張された質問票には、健康情報、診断された病気、家族の病歴、タバコやアルコールなどの習慣、運動の頻度に関する質問が含まれていた。運動については、過去1年間のさまざまな身体活動に費やした1週間あたりの平均時間として報告してもらった。

中強度活動の例としては、ウォーキング、かんたんな運動、重量挙げ、および柔軟体操などとし、高強度活動はジョギング、ランニング、水泳、サイクリング、その他の有酸素運動とした。

解析の結果、死亡リスクをほぼ最大に低下させたのは、週150分から300分の長期にわたる余暇時間高強度身体活動、週300分から600分の長期にわたる余暇時間中強度身体活動、あるいはその等価の組み合わせであることが明らかになった。

「身体活動が健康に及ぼす潜在的な影響は大きいですが、推奨レベルを超えるような高レベルの長期的な高強度または中強度の身体活動を行うことが、心血管の健康にさらなる利益をもたらすのか、または有害な影響があるのかはわかっていませんでした」と著者のドンフンリー博士は述べている。「私たちの研究では、数十年にわたる身体活動の自己報告データを活用して、中高年の長期的な身体活動と死亡率との関連を調べました。」

出典は『循環器


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