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隔日断食が脂肪肝患者の健康を改善

1日おきの断食と運動が、非アルコール性脂肪肝疾患の患者の健康を改善するようだ、という研究報告。

研究チームは、非アルコール性脂肪肝患者80名をランダムに4群に振り分け、3か月にわたって介入を実施した。(1)1日おきの断食群(御馳走日と断食日を交互に、即ちある日は制限なしで食べ、次の日は 500kcal以下の食事をした) 、(2)有酸素運動群(研究室でエリプティカルマシンを毎日1時間、週5日使用した)、(3)1日おきの断食+有酸素運動群、(4)行動を変えない対照群。食事群の参加者は食物摂取量を追跡された。

その結果、3か月にわたって運動し、1日おきの断食を実施した群では、インスリン感受性が増加し、肝臓脂肪、体重、ALT(肝疾患のマーカーであるアラニントランスアミナーゼ)の減少が観察された。

「食事のみ、または運動のみを行った人々は、同じような改善が見られなかった。これは、全体的な健康と、脂肪肝疾患などの慢性疾患との闘いにおいて、比較的安価なこれら 2 つのライフスタイルの変更の重要性を強化するものである」と研究者はコメントしている。

出典は『Cell Metabolism


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